円山公園は東山区に位置する京都市最古の公園で、八坂神社や知恩院・長楽寺などの複数の寺社に隣接しています。桜と紅葉の名所としても有名で、シーズン時には多くの人で賑わう人気スポットです。公園中央にある大きな枝垂桜は、冨田渓仙が日本画に描いたことでも知られています。
この記事では、円山公園の魅力や見どころをご紹介しましょう。
公園内の
散策を楽しむ
円山公園は、阪急河原町駅や京阪祇園四条駅から徒歩20分以内の場所にあり、JR京都駅からはバスも出ています。八坂神社や知恩院といった京都を代表する寺社と隣接しており、観光の途中で立ち寄るには絶好の場所です。
86,600平米もの広さがあり、園内には樹木が豊富で回遊式池泉庭園もあります。ベンチがあちこちに点在しているので、休憩スポットとしてもおすすめです。桜と紅葉の季節は混み合いますが、それ以外の季節は落ちついて散策が楽しめます。遊具はないものの、ちょっとした広場はありますので、子連れでお出かけの際はお子様を自由に歩かせてあげるのもいいですね。
桜と紅葉を
楽しむ
円山公園は東山屈指の桜と紅葉の名所です。中でも公園中央にある大きな枝垂桜は名木で、祇園の桜という別名があります。現在の枝垂桜は2代目で、代々仁和寺御室御所の造園を担ってきた15代目佐野藤右衛門氏によって1949年(昭和24年)に植えられました。
枝垂桜が満開になった姿はまるで薄桃色の天蓋のようです。昼はもちろんのこと夜桜も大変美しく、毎年開花の季節になるとライトアップが行われます。19時から21時頃までは花見客で混雑するので、じっくりと桜を観賞したい方は日没直後がおすすめです。
11月下旬になると紅葉が楽しめます。園内の紅葉を楽しんだら、八坂神社や知恩院の紅葉を併せて見学するのもいいですね。
園内の飲食店を
利用する
円山公園の中には、いもぼう平野屋総本家をはじめ、多くの飲食店が点在しています。お昼・ティータイム・夕食と、1日を通して公園内で京都の味を楽しむことができると観光客に好評です。
もう少し気軽に飲食を楽しみたいという方には、長楽館という洋館を利用したカフェがあります。1909年(明治42年)に建造された風情ある洋館で、ゆっくりとお茶やお菓子が味わえるのでおすすめです。
園内には飲食店の他に屋台も出店されています。食べ歩きができるスナックや飲み物を販売していますので、食べながら園内を散策するのもよいでしょう。
円山公園
アクセス情報
住所:京都府京都市東山区円山町473
駐車場:市営駐車場が園内に有り
交通案内:京阪祇園四条駅から徒歩15分