熱海梅園は、熱海にある120年以上の歴史を持つ梅園です。1886年(明治19年)に横浜を代表する生糸商人の茂木惣兵衛が造園し、一時期は皇室に奉納されていました。昭和22年に国有財産となった後は市が管理を行い、1966年から日本一早咲きの梅・日本一遅い紅葉が見られる場所として一般に開放されて現在に至っています。
今回は、熱海梅園の魅力や見どころをご紹介しましょう。
梅や紅葉を
楽しむ
梅園には梅の木が59種472本、モミジやカエデなど紅葉する木が380本あります。日本一早咲きの梅と謳っているように、1月中旬には見ごろを迎える梅も豊富です。根なし梅・供養梅・貫一、お宮の梅などの名木もあり、それぞれが異なる美しさを見せてくれます。梅は種類によって開花時期が異なる樹木です。そのため、園内では1月中旬から3月中旬まで2か月も梅の花が楽しめます。
紅葉は梅とは逆に日本一遅く、12月中旬が見頃です。園内には太鼓橋や滝など紅葉が映える場所がたくさんあります。熱海の冬は温暖ですから、風がない日は紅葉を楽しみながら園内のベンチでお弁当を食べるのも楽しいものです。
足湯や
韓国式庭園を楽しむ
園内には足湯や韓国式庭園があります。足湯は無料で利用でき、園内散策で疲れた足を浸すと気持ちがよいものです。
韓国式庭園は2002年に完成しました。東屋や大門・瓦塀などがあり、異国情緒が味わえます。
この他には梅見の滝や梅園を一望できる梅見の橋など、梅やモミジ以外に見どころが豊富です。特に、梅見の滝は滝の裏から園内を望むことができ、一見の価値があります。
熱海梅園
アクセス情報
住所:静岡県熱海市梅園町8-11
電話番号:0557-85-2222 (熱海市観光協会)
駐車場:あり
交通案内:JR熱海駅より相の原行バス乗車、熱海梅園下車すぐ
公式サイト:http://www.city.atami.shizuoka.jp/page.php?p_id=173