巨福呂坂切通
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巨福呂坂切通
現在は草に埋もれた
鎌倉七切通の一つ

巨福呂坂切通(こぶくろざかきりどおし)は、北鎌倉にある鎌倉七切通の一つである歴史ある道です。切通とは、トンネルを掘る技術が未発達だった時代、山や丘を切り開いて作った道のこと。平地が少ない鎌倉では昔から抜け道として盛んに作られ、利用されてきました。現在、巨福呂坂切通は草に埋もれて通行できなくなっていますが、入り口付近だけは残っています。

今回は、そんな巨福呂坂切通の見どころをご紹介しましょう。

激しい戦いが
行なわれた場所

鎌倉七切通とは、鎌倉時代に交通の要所とされた切通しの総称です。巨福呂坂切通は、1240年に北条泰時が命じて作らせた切通だと記録に残っています。

切通しが作られて約100年後、この場所で鎌倉幕府討幕をもくろむ新田義貞軍と鎌倉幕府軍との間で激しい戦いが行われました。これが巨福呂坂の戦いです。現在は戦いの痕跡を示すものは何もありませんが、史跡めぐりの一環として訪れる方もいます。

草に埋もれた
交通の要所

鎌倉七切通の中には、亀ケ谷坂切通のように現在でも現役の道もあります。巨福呂坂切通は県道21号線と巨福呂坂トンネルの開通によって、全く使用されなくなってしまいました。

現在、巨福呂坂切通は入り口の一部を除いて草に埋もれたり取り壊されたりして通行できません。鶴岡八幡宮の近くに位置していますので、入り口だけでも見たいという方は神社参拝のついでに行くのがおすすめです。

巨福呂坂切通
アクセス情報

住所:神奈川県鎌倉市 雪ノ下2丁目7-8
駐車場:なし
交通案内:JR鎌倉駅西口を出て徒歩20分

巨福呂坂切通

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