浅草の駒形橋は、隅田川にかかる橋の一つで、墨田区と台東区を結んでいます。青く塗られたアーチが印象的で、橋の上からはスカイツリーやアサヒビール本社などを望むことができます。橋の西詰に浅草寺の駒形堂がある他、そば屋やうなぎ屋などのグルメスポットが付近に点在しており、散策にもおすすめです。
この記事では、駒形橋の歴史や楽しみ方などをご紹介します。
昭和初期から続く
駒形橋
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東京スカイツリー
駒形橋は関東大震災の復興計画に基づいて建造された橋で、完成したのは1927年(昭和2年)のことです。それ以前は、駒形の渡しと呼ばれる渡し船で隅田川を渡るのが一般的でした。
橋には青く塗られた三連のアーチがかかっており、真ん中部分は橋の上に、左右の部分は橋の下にかかっているのが特徴です。駒形橋という名称は、駒形の渡しや橋の西詰にある浅草寺駒形堂に由来しているといわれています。
駒形橋の
楽しみ方
駒形橋は観光地浅草にある橋ということもあり、周囲にはグルメスポットが点在しています。この項では、そんな橋周辺の楽しみ方をご紹介しましょう。
観光ついでに散策を楽しむ
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駒形堂
駒形橋の西詰には浅草寺の飛地境内があり、そこに駒形堂という小堂があります。川を渡る舟の上から見るとまるで馬が走っているように見えることから駒形堂という名が付きました。毎月19日には縁日があり、その日にだけ堂の扉が開けられます。江戸時代には、まず駒形堂にお詣りをしてから浅草寺に参拝をするのが一般的でした。江戸時代にならい、駒形堂を詣でてから浅草寺に向かうのもいいですね。
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駒形橋をくぐる水上バス
橋の上にはちょっとしたバルコニーのような場所があり、ゆっくりと周囲の景色を眺めることができます。川の上流にかかっているのは吾妻橋、下流にかかっているのが厩橋です。タイミングが良ければ川面を進む遊覧船も望めます。
駒形橋の周囲は隅田川に沿って遊歩道が整備されており、散策にピッタリです。春になると川沿いに植えられた桜が見事に咲き誇り、橋の上からは桜と隅田川を同時に眺めることができます。
橋周辺のグルメスポットに立ち寄る
駒形橋周辺には、うなぎの前川・浅草麦とろ本店・吾妻橋やぶそばなど、浅草を代表するグルメスポットが点在しています。どの店も橋を渡ってすぐなので、店舗の場所も分かりやすいですよ。カフェも多く、橋の周辺だけでランチからティータイムまで楽しめます。土地勘のない方でも、橋を目印にすれば迷うことなくお店に辿りつけるでしょう。
駒形橋
アクセス情報
交通案内:東京都営浅草線浅草駅A2出口すぐ前