浦賀の渡しは、江戸時代から浦賀の人々に愛用されている渡し船です。浦賀町は浦賀港をはさんで西と東に分かれているため、港を迂回して対岸に行くのはとても遠回りになります。だからといって、船の運行があるため橋をかけるわけにはいきません。そこで、今でも渡し船が重要な交通手段として重宝されているのです。市民の間ではポンポン船の愛称で親しまれています。
浦賀の渡しの
歴史
渡し船ができた当初は船の維持管理・船頭の給料などを浦賀町の住人がお金を出し合って行っていました。その後、大正時代に町が住人から渡し船の権利を譲り受け、町営の渡し船となります。このときが渡し船の最盛期で、1日1,000人以上の利用者があり、運行ルートも二つだったそうです。横須賀市と合併してから運行は横須賀市に引き継がれ、やがて民間業者に委託されました。
あっという間の
船旅?
渡し船の航路は、約230mと短いもの。乗船時間も3分半ほどで、あっという間の船旅です。そのため、他の地域の渡し船のように時刻表がありません。7時から18時までの間に渡し船乗り場に行き、桟橋に船がいればそのまま乗り込むだけでOKです。船が対岸にいる場合も、呼び出しブザーを押せばすぐに来てくれます。ただし、12時から13時までの間はお昼休みですので注意してください。
年末年始および台風などの荒天の日以外は毎日運航しており、運賃は大人200円・子供100円となっています。50円追加すれば自転車も乗船可能です。
浦賀の渡し
アクセス情報
住所:東渡船場 神奈川県横須賀市
電話番号:046-822-8346
料金:大人200円 小学生以上の子供100円 自転車50円
交通情報:東渡船場 京急浦賀駅から鴨居方面行きバス「鴨居行」「かもめ団地行」「観音崎行」他(約5分)「新町」バス停下車、徒歩3分/西渡船場 京急浦賀駅からバス「久里浜駅行」(約5分)「紺屋町」バス停下車すぐ
公式サイト:http://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/5610/tosen-main.html