浦賀駅から徒歩10分のところにある浦賀ドックは、1859年から2003年まで1,000隻以上の船を造ってきた造船所の跡地です。日本最初の洋式軍艦である鳳凰丸や、日本海軍の駆逐艦を建造した場所としても知られています。現在は閉鎖され見学はできません。しかし、咸臨丸フェスティバルや中島三郎助まつりなどのイベントの際には、ドライドックの一部が公開され多くの見学者で賑わいます。
日本の近代造船の
歴史を感じる
浦賀ドックは正式名称を浦賀船渠と言います。幕末に大船建造の禁が解かれてすぐに建造された日本最初の造船所が前身です。浦賀造船所では、国産初の洋式軍艦「鳳凰丸」の建造や咸臨丸の整備が行われました。浦賀船渠の第1号ドックが通称(浦賀ドック)と呼ばれ、世界に4か所にしか現存していないレンガ積みドライドックです。現在住友重機械工業の持ち物のために閉鎖されていますが、前述したイベントのときや、見学会なども不定期に開かれています。
横須賀風物百選の
隠れた名所
普段の浦賀ドックは船渠のときに解体を免れた1989年製のクレーンを望むことができるだけです。しかし、浦賀駅から観音崎方面へ数分歩いたところにある、浦賀船渠の工業用水確保のために造られた導水口の跡(通称、水のトンネル)などを見ることができます。また、浦賀船渠は横須賀風物百選にも選ばれているので、ほかの風物と合わせて見学してみるのもおすすめです。
浦賀ドック
アクセス情報
住所:神奈川県横須賀市浦賀町4-7
問い合わせ先:046-822-4000(横須賀市役所)
交通情報:浦賀駅から徒歩10分(普段は非公開)
公式サイト:https://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/2490/uraga_walk/higasi1.html
(横須賀市役所ホームページ内)
浦賀ドック