浄蓮の滝は、天城エリアにある伊豆を代表する名瀑です。日本の滝100選の一つで、演歌の名曲「天城超え」の中にも登場します。滝つぼの深さは15mもあり、ジョロウグモの化身が住みついているという伝説も有名です。滝の周囲には、県の天然記念物に指定されたジョウレンシダの群生も見られます。
今回は、浄蓮の滝の魅力や見どころをご紹介しましょう。
名瀑と自然を
堪能する
浄蓮の滝は、1万7千年前に鉢窪山から流れ出た溶岩流によって作り出されました。今でも滝の周囲には、溶岩が冷え固まるときにできる柱状節理という割れ目が見られます。
25mの高さからの瀑布は迫力のある美しさで、濃い緑色の水を湛えた滝つぼは神秘的です。深い緑色の周囲は緑豊かで夏でも涼しく、秋には見事な紅葉が楽しめます。
滝までは遊歩道が整備されていますが、途中に200段の階段がありヒールのある靴やサンダルでは歩きにくいので要注意。足元を整えていけば、四季折々の自然も楽しめます。
車いすやベビーカーも遊歩道を通れません。浄蓮の滝の駐車場近くには、見下ろしゾーンと呼ばれる滝を遠くに望める場所があります。そこでなら、誰でも滝見物が可能です
天城越えの
歌碑を見る
滝の近くには、演歌の名曲「天城越え」の歌碑が立っています。この歌の中に登場して以来、浄蓮の滝の知名度はますます高まりました。
楽譜も刻まれている現代的な造りですが、苔むして風情のある歌碑です。浄蓮の滝には撮影スポットが豊富ですが、歌碑の前で滝と一緒に撮影する方は特にたくさんいます。
滝の近くで
釣りを楽しむ
滝の少し下流には、天城国際鱒釣場があります。釣り堀ではなく、自然の川を利用した管理釣り場です。滝を望みながらニジマスやアマゴ釣りを楽しむことができます。
竿やエサも貸し出してくれるので、手ぶらで行っても大丈夫。30分から釣りを楽しむことができます。釣った魚は入漁料によって3匹から15匹まで持ち帰ることができますが、その場で焼いて食べるのが人気です。
滝を望める管理釣り場はなかなかありません。幅広い年代の方におすすめのレジャースポットです。
浄蓮の滝
アクセス情報
住所:静岡県伊豆市湯ケ島892-14
駐車場:あり
交通案内:伊豆急修善寺駅より河津行のバスに乗車、浄蓮の滝下車、徒歩5分
公式サイト:http://www.j-taki.com/