修善寺は伊豆を代表する温泉街です。その歴史は1200年と古く、文化人の愛した湯としても知られています。しかし、修善寺の魅力は温泉だけではありません。自然を満喫できるスポットや史跡など、おすすめの場所はたくさんあります。
そこで、今回は修善寺を遊びつくせるスポットをご紹介しましょう。家族旅行や恋人とのデートに、ぜひこの記事をお役立てください。
この記事を読めば、修善寺の魅力がより深く理解できます。
歴史ある温泉街、
修善寺ってどんなところ?
今でこそ温泉街として有名な修善寺ですが、かつては修禅寺というお寺を中心とした修行の場でもあり、歴史的に有名な事件の舞台となったこともありました。今回は修善寺がどんなところかを詳しくご紹介しましょう。
古い歴史を持つ寺院
修善寺の名前の由来は、温泉街の中心地に建つ寺院「修禅寺」です。修禅寺は807年に空海が創立したとされ、現在まで幾度か宗派を変えて人々の信仰を集めています。
鎌倉時代に歴史の表舞台へ
修禅寺は鎌倉時代になると、幕府のある鎌倉に近いところから湯治場として人気を集めるようになりました。鎌倉幕府2代将軍の源頼家が修禅寺に幽閉され、暗殺された事件は歴史的にも有名です。その後、修禅寺自体は何度も火災にあって焼け落ちますが、そのたびに再建されて現在に至ります。
文豪たちが愛したお湯
明治になると修禅寺の静かな環境が作家たちに愛され、夏目漱石や芥川龍之介などが訪れています。「修善寺の大患」「新曲修善寺」など修禅寺を舞台とした小説もたくさんあるので、文庫本を片手に修善寺を訪れてみるのもおすすめです。
楽しみ方いろいろ!
修善寺の魅力
修善寺を訪れる方のほとんどが、温泉が目当てだと思います。しかし、修善寺の魅力はそれだけではありません。ここでは、修善寺の魅力をいろいろとご紹介します。
伊豆最古の温泉
修善寺は、伊豆最古の温泉があります。その歴史は平安時代までさかのぼることができ、歴史上の人物から明治の文豪まで、いろいろな人々に愛されてきました。湯量も豊富で、2002年には観光客も利用可能な外湯(共同浴場)もオープンしたため、日帰りでも十分に楽しめます。
歴史を感じさせる町並み
長い歴史を持つ修善寺は史跡も多く、町を歩きながら歴史に思いをはせることもできます。また、温泉街の町並みも情緒があり、散策にはもってこいのスポットです。また、名前の由来となった修禅寺にも見どころはたくさんあります。
美しい自然
温泉街の周辺には、美しい自然と堪能できるスポットがたくさんあります。特に、四季折々の花が楽しめるスポットが多く、季節ごとに違った美しさを見ることができるでしょう。そのため、何度も足を運ぶ方も少なくありません。
修善寺の由来、
古刹修禅寺の見どころ
1,000年以上の歴史を持つ修禅寺は、広い境内に見どころがたくさんあります。今回はその中でもおすすめのスポットをご紹介しましょう。ぜひ見学の参考にしてください。
山門
修禅寺の山門は2014年に150年ぶりに改修されました。これによって、今まで指月殿に安置されていた金剛力士像が、新しく建設された仁王堂に収められます。この仁王像はもともと修禅寺総門に収められていたものですが、明治になって総門がなくなり、伊豆最古の木造建築物である指月殿に収められていました。重厚な山門の造りもさることながら、平安時代作と伝えられる仁王像の表情や体つきをぜひじっくりと見てみてください。
水屋
水屋とは、神社仏閣の入り口にある手を清める水場のことです。修禅寺の水屋は温泉地らしく、天然温泉が湧き出ています。このお湯は飲用も可能です。
鐘楼
修禅寺の鐘楼は本堂のすぐ脇にあり、普段はひっそりと木々の間に埋もれるようにたたずんでいます。普段は鐘楼の上に上がることはできません。しかし、年に一度、12月31日の除夜の鐘をつくときだけは一般の方も鐘楼堂へ上がることができます。旅館へ宿泊している方も参加できるので、機会があれば参加してみましょう。
本堂
現在の修禅寺の本堂は1883年(明治16年)に再建されたものです。収められている本尊の「大日如来像」は国の重要文化財に指定されています。年に一度だけ公開されるので、それに合わせて伊豆を訪れてもよいでしょう。
本堂の歴史は周辺施設に比べると浅いのですが、重厚な造りのため浮いた感じはしません。季節ごとの花に包まれる本堂は、見る時期によって違った美しさを私たちに見せてくれます。
アクセス情報
静岡県伊豆市修善寺964
0558-72-0053
http://shuzenji-temple.com
日帰り施設も豊富、
修善寺の温泉
修善寺の温泉は前述したように、1,000年以上の歴史を持つ伊豆半島で最も古い温泉地です。泉質はアルカリ性単純温泉。刺激が少なく無色透明のお湯なので、飲用も可能です。修禅寺の水屋や独鈷(どっこ)の湯の飲湯所でぜひ飲んでみてください。また、温泉街の町並みは歴史を感じさせる落ち着いたもので、竹林など絶好の散策ポイントも少なくありません。
温泉を楽しむには、基本的に宿に泊まってそこのお風呂を使います。その他にも、2002年には観光客も楽しめる外湯「筥湯(はこゆ)」がオープンしました。また、独鈷(どっこ)の湯の前には足湯を楽しむことができる河原の湯もあります。
修善寺周辺の
レジャースポット
温泉もよいけれど、他にも楽しめる場所はないの?と思っている方も多いでしょう。今回は、修善寺からすぐに行くことができるおすすめのレジャースポットをご紹介します。
修善寺虹の里
修善寺虹の里は、1924年に造られた修善寺公園を改造して1990年にオープンした自然公園です。修善寺の温泉街から約1.5キロ離れた山稜(さんりょう)にあり、園内の広さは東京ディズニーランドとほぼ同じ50万平方メートル。
修善寺虹の里は、イギリス村やカナダ村など6つのエリアに分かれ、それぞれの国の特徴が備わっています。また、おもちゃや万華鏡ミュージアムなどもあり、天候が悪い日も問題ありません。園内の移動にはロムニー鉄道が利用できるので、高齢者でも安心です。
修善寺虹の里には四季折々に咲く花が多数植えられ、毎年9月には「菊花まつり」も開かれています。イギリス村やカナダ村では、それらの国の庭園も再現されていますので、ぜひ見比べてみてください。
アクセス情報
伊豆市修善寺4279-3
0558-72-7111
営業時間:9~16時30分(10月~3月までは15時30分まで)
定休日:火曜日(祝日の場合は翌日)
http://www.nijinosato.com
自転車の国 サイクルスポーツセンター
自転車の国と名付けられていますが、自転車の他にも日本一のジャングルジムやプールなどの施設がある複合運動公園になります。ここで汗を流した後で温泉に入るというのもよいでしょう。
修善寺は大人向けの観光地ですので、小さい子供は少し退屈かもしれません。しかし、ここなら面白自転車で遊んだり、サイクリングを楽しんだりすることもできます。1日遊んで夕方から修善寺へというコースもおすすめです。
アクセス情報
静岡県伊豆市大野1826番地
0558-79-0001
営業時間:10~16時30分(季節によって変動あり)
定休日:不定休
http://www.csc.or.jp
修善寺しいたけの里
修善寺しいたけの里では、伊豆の名産であるしいたけ狩りができる施設です。取ったしいたけはその場でバーベキューにして食べることができます。しいたけは身近なきのこですが、生えているところは見たことがないという方も多いでしょう。採れたてのしいたけは格別です。
アクセス情報
静岡県伊豆市年川785-1
0558-72-8484
営業時間:9時30分~15時
定休日:水曜日
http://www.office-web.jp/shiitakenosato/
修善寺をぶらり散歩、
おすすめ散策スポット
修善寺は古きよき町並みが残され、史跡もたくさんあるため、散策にはぴったりの場所です。今回は歩いて立ち寄りたいおすすめスポットをご紹介しましょう。
桂川
伊豆の小京都と呼ばれている修善寺には、京都と同じ地名がいくつかあります。桂川もその一つ。温泉街のほぼ真ん中を流れる川で、岡本綺堂の戯曲「修善寺物語」の舞台にもなっています。この川にかかる5つの橋を渡り、最後に修善寺にお参りすると恋が成就するとも言われていますので、ぜひチャレンジしてみてください。
渡月橋
桂川にかかる「恋の橋」と呼ばれる橋の一つです。赤い欄干がなまめかしい橋で、1日にたくさんのカップルがその上を渡り、恋の成就を願います。
独鈷(どっこ)の湯
弘法大使が仏具の一種である独鈷杵(どっこしょ)で河原の岩を打ち砕き、温泉を噴出させたという言い伝えが残る修善寺最古のお湯です。長らく「外湯」として地元の方や観光客に愛されてきましたが、現在は入浴が禁止されています。そのため、手をお湯につけたり外観を見たりするだけにしておいてください。なお、独鈷(どっこ)の湯のすぐ近くには足湯を楽しめる施設があります。
日枝神社(ひえじんじゃ)
修善寺のすぐ近くにある閑静な神社です。境内にはマキ・ケヤキなどの古木が多く、その中でも樹齢800年の杉の木は、参拝すると子宝が授かる「子宝の杉」として有名。今でもたくさんのご夫婦が参拝に訪れています。
アクセス情報
住所:静岡県伊豆市修善寺
竹林の小径(こみち)
竹林の小径(こみち)は桂川にかかる桂橋から楓(かえで)橋を経由し、さらに滝下橋に至るまでのおおよそ300mの散策路です。名前の通り道の両側が竹林となっていて、地面に敷かれた石畳とのコントラストが美しく、修善寺でも屈指の人気散策スポットになっています。
源範頼の墓
源範頼は、鎌倉幕府を開いた源頼朝の弟に当たる人物です。範頼は頼朝から義経殺害を命じられましたがそれを断ったため、修禅寺に幽閉されて最後は日枝神社で自害したといわれています。範頼の墓は温泉街の西北の山腹にひっそりと建っており、今も菩提(ぼだい)を弔う人が絶えません。
赤蛙(あかがえる)公園
赤蛙公園は修善寺温泉街の西の端、滝下橋のほとりにある小公園です。変わった名前の由来は、作家島木健作が短編「赤蛙(あかがえる)」の構想をここで得たことから。散策の休憩スポットとしてもおすすめですが、5月下旬から6月上旬まではほたるの観賞スポットにもなります。
指月殿
指月殿は、修禅寺内にあり伊豆最古の木造建築物です。源頼朝の妻政子が代将軍の菩提(ぼだい)所として建てたもので、かつては名前の由来となった五千巻以上もの経典が収められていました。(指月とは経典の意)現在では、伊豆最古の木造仏である釈迦如来坐像(しゃかにょらいぞう)が安置されています。
源頼家の墓・十三士の墓
源頼家は、鎌倉幕府を開いた源頼朝の嫡男で十三士はその家臣です。源頼家は政治闘争に敗れ伊豆に配流になったうえ、修禅寺で入浴中に暗殺されました。十三士は頼家の死後6日後に謀反を企てましたが、逆に返り討ちにあって殺されてしまいます。頼家と十三士の墓は指月殿の横に建っており、十三士の墓が頼家の墓を守っているかのようにも見えるでしょう。
修善寺ハリスト正教会
静岡県の有形文化財にも指定されているこの正教会は、1912年、病床にあったニコライ大主教の回復を祈って建てられました。建物の一部は中国の旅順から移築されたもので、日本の正教会では他に例を見ない造りとなっています。中は非公開ですが、西洋の童話に出てくるような美しい外観だけでも見てみてはいかがでしょうか?
アクセス情報
住所:伊豆市修善寺861
電話番号:0558-72-4102
選択肢いろいろ!
修善寺のおすすめ宿泊施設
温泉地の宿泊施設というと、昔ながらの旅館スタイルをイメージする方も多いでしょう。しかし、修禅寺の宿泊施設にはいろいろなタイプがあります。今回は特におすすめの宿泊施設をご紹介しましょう。
ホテル滝亭
修善寺最大の露天風呂があることで有名なホテルです。立地条件もよく、修善寺の名所はほぼ徒歩圏内にあり、散策にも便利。宿泊料もお手軽なため、ファミリーやカップルにもおすすめです。
滝亭は宿泊プランが豊富で、目的に合わせて選ぶことができます。イベントや他の観光施設の入場券とセットになったプランもあり、利用すればコースも組みやすくなるでしょう。
アクセス情報
住所:静岡県伊豆市修善寺722
電話番号:0558-72-0800
公式サイト:http://www.takitei.net
五葉館
TV美術プロデューサーによるデザインで有名な旅館です。個性的な外観と趣が異なる8種類の部屋があり、特に女性に人気が高い宿としても有名。
五葉館には、貸し切りができる半露天風呂「美肌のお湯」があり、人の目を気にすることなくゆったりと入浴が可能です。この他にも18時まで貸し切りできる岩風呂やヒノキ風呂もあり、修善寺のお湯を満喫できます。
アクセス情報
住所:静岡県伊豆市修善寺765-2-1
電話番号:0558-72-2066
公式サイト:http://www.goyokan.co.jp
湯回廊 菊屋
菊屋は360年以上の歴史がある修善寺で最も古い旅館の一つです。明治の文豪、夏目漱石が愛した宿としても知られ、内湯・露天風呂・貸し切り湯とお風呂が宿を取り巻く回廊のように設置されています。
菊屋の客室には和室と洋室があり、昭和天皇が幼少のころ滞在された特別室も利用可能です。離れの部屋には一部屋ずつに客室露天風呂がつき、いつでも源泉かけ流しの温泉が楽しめます。ゆったりと部屋でくつろぎたいという方におすすめです。
アクセス情報
住所:静岡県伊豆市修善寺874−1
電話番号:0558-72-2000
新井旅館
国の登録文化財にも指定されている歴史ある旅館です。天平(てんぴょう)大浴堂は総ヒノキ造り、渡り廊下の「渡りの橋」は、CMやドラマなどにも使われています。「ドラマの舞台になっていたので」という理由で宿泊に来る方も少なくありません。
新井旅館のお湯は源泉かけ流しです。ただし、趣ある天平(てんぴょう)大浴堂はシャワーやカランがありません。他のお風呂にはついていますので、お子様がいるファミリーにはそちらの方がおすすめ。紅葉を眺めながら入れる露天風呂もあります。
アクセス情報
住所:静岡県伊豆市修善寺970
電話番号:0558-72-2007
公式サイト:http://arairyokan.net
金福荘
客室はそれほど多くありませんが、家庭的な雰囲気の中でくつろげる宿です。お風呂は「ちょっとした岩風呂」として紹介されていますが、趣があります。
温泉旅館には珍しく素泊まりのプランがあるので、リーズナブルに温泉だけ楽しみたいという方にもおすすめです。
アクセス情報
住所:静岡県伊豆市修善寺997-2
電話番号:0558-72-333
公式サイト:http://www.kinpukuso.co.jp
ホテル和光
江戸時代の大衆浴場を再現した「江戸風呂」が有名な旅館です。脱衣所から浴槽まですべて一体となったお風呂は、最初はびっくりするかもしれません。しかし、段差や扉が一切ないので使いやすく、幅広い年齢層が利用しやすいお風呂です。
お部屋や料理も伝統的な和のスタイル。昔ながらの温泉旅行を楽しみたいという方におすすめのホテルです。
アクセス情報
住所:静岡県伊豆市修善寺1060
電話番号:0558-72-0380
公式サイト:http://shuzenjionsenwakou.jp
趣味の宿 花月園
ロビーには模型車両や鉄道模型が飾られていたり、ソファー代わりに0系新幹線のイスが置かれていたりと、鉄道好きにはたまらない旅館です。「趣味ってそういうことか」と思わず納得してしまうでしょう。
部屋やお風呂はいたって標準的な温泉旅館です。鉄道好きの方は温泉に入りながら宿の方と鉄道話に花を咲かせてみてはいかがでしょうか?
アクセス情報
住所:静岡県伊豆市修善寺1035-8
電話番号:0558-72-2160
公式サイト:http://www.kagetsuen.co.jp
瑞の里○久旅館
テレビや雑誌で修善寺おすすめの宿として紹介されることが多い宿泊施設です。山に沈む夕日を眺めながら入浴できる露天風呂の他、貸し切りができる家族風呂などもあります。また、事前予約なしに貸し切りできる露天風呂もあり、贅沢(ぜいたく)な時間を独り占めするのもおすすめです。
宿内はバリアフリーで車いすでの移動も可能ですから、幅広い年齢の方が宿泊できます。また、修善寺温泉バス停から無料送迎バスも出ているので、事前に予約すれば歩かずに宿まで行くことも可能です。
アクセス情報
住所:静岡県伊豆市修善寺1146
電話番号:0558-72-0260
公式サイト:http://www.marukyu-ryokan.com
柳生の庄
東京の料亭が経営している純和風の旅館です。全15室の客室はどれも間取りが異なり、美しい庭を臨める造りとなっています。ちょっと贅沢(ぜいたく)な大人の旅をしたい方におすすめです。
2つの大露天風呂も見事ですが、やはりおすすめは料理。伊豆の海の幸や山の幸を存分に味わえる懐石料理は、目も舌も満足させてくれます。
アクセス情報
住所:静岡県伊豆市修善寺1116-6
電話番号:0558-72-4126
公式サイト:https://www.yagyu-no-sho.com
鬼の栖(すみか)
変わった名前ですが、その由来は文化人や文豪が愛した「菊富士ホテル」の別名からです。文才の鬼才たちが愛用したことから、「鬼の栖」と呼ぶ方が多かったとか。客室は全館離れになっていて、人目を気にすることなく存分にくつろげます。
鬼の栖のコンセプトは「何をするでもなく、ゆるりと明け暮れる」だそうです。忙しい日常を忘れ、温泉につかってのんびりとしたい人にこそ訪れてほしい宿泊施設と言えるでしょう。
アクセス情報
住所:静岡県伊豆市修善寺1163
電話番号:0558-72-2841
公式サイト:http://www.sekitei.co.jp/oni/
温泉民宿 福井
リーズナブルに温泉を楽しみたいという方に人気の旅館です。宿泊料金は1泊2食6,500円から。学生さんにも人気の宿です。また、300円で立ち寄り湯もできますので、日帰り入浴に利用してもよいでしょう。
アクセス情報
住所:静岡県伊豆市修善寺1049
電話番号:0558-72-0558
公式サイト:http://www2.wbs.ne.jp/~fukui/
お宿 さかえ荘
1泊朝食付、もしくは素泊まりのプランが選択できる宿です。「夜遅く到着するけれど、温泉を楽しみたい」という方や、夕食は自分の好きなものを食べたいという方におすすめ。部屋数が6つしかないので、予約は早めに行いましょう。
アクセス情報
住所:静岡県伊豆市修善寺1041-1
電話番号:0558-72-3434
だるま山高原キャンプ場
修善寺周辺は自然がいっぱいなので、キャンプ場も複数あります。だるま山高原キャンプ場は伊豆市が運営する公営のキャンプ場です。ですから、料金もリーズナブル。設備も充実していてコインシャワーやコインランドリーもあります。
オートキャンプもできますので、今流行の車中泊をしてもおすすめです。貸し毛布やマキの販売などもあり、キャンプ初心者でも楽しめます。
アクセス情報
住所:伊豆市大沢1018-1
電話番号:0558-72-0595
※12月1日~3月19日までは閉場
修善寺の
一押しイベント情報
古くからの観光地である修善寺は、1年を通していろいろなイベントが開かれています。今回は通年で開かれているイベントや、季節ごとに開かれているイベントの中から特に一押しのものをご紹介しましょう。イベントに合わせて旅行の日程を組んでみてはいかがですか?
通年イベント
弘法市
弘法市は、修禅寺で毎月21日に開催されている朝市です。朝7時から12時まで開かれる市には、麦わら細工や竹細工といった懐かしい民芸品とともに、新鮮な山の幸や野菜なども並びます。旅の思い出にぜひ立ち寄られてはいかがでしょうか。
春のイベント
01. 梅まつり
毎年2月上旬から3月上旬にかけて、修禅寺梅林では梅まつりが開催されます。修禅寺梅林は総面積が30,000平方メートル。そこに20種類1000本もの梅の木が植えられています。入場料も無料なので、ぜひ訪れてみてください。マナーを守ればペットの同伴も可能です。
02. 節分会
2月3日の節分には、修禅寺で町内の年男、年女が御祈祷(ごきとう)を受けて豆をまく「節分会」が開催されます。まかれた豆は縁起物の「福豆」となり、無病息災の効果があるそうです。そのため境内も福豆目当ての観光客でにぎわいます。
03. おかみのもちより雛(ひな)
毎年2月下旬から3月上旬にかけて、修禅寺境内東側書院では、温泉旅館のおかみが持ち寄ったひな人形が飾られます。同時に普段は公開されていない「修禅寺東海第一園」も公開されるので、ぜひ立ち寄ってみてください。明治時代から近年までいろいろな年代のお雛(ひな)様が一度に見ることのできる機会というのはめったにありませんよ。
04. 修禅寺御膳
桜の季節が終わった5月中旬から下旬にかけて、修禅寺では精進料理「修禅寺御膳」を食べることのできる会が開かれます。事前に予約が必要で、各日定員は30名までとなっているため、早めの予約がおすすめです。修善寺の山の幸をふんだんに使った体に優しい精進料理をぜひ味わってみてください。
05. 奥の院 春の静寂
毎年3月下旬から4月中旬にかけて開催されるハイキングイベントです。修禅寺から奥の院までガイドと共に山桜などの春の花々を楽しみながら、八十八か所札所やいろは石などの史跡を巡ります。
06. 修善寺の桜の名所
温暖な気候の修善寺は本州で最も早く桜が咲く地域の一つです。修禅寺境内・修善寺虹の郷の日本庭園・だるま山山頂付近と桜の名所はたくさんあります。桜の品種もソメイヨシノだけでなく、枝垂桜・豆桜と変化に富んでいるので見ていて飽きません。
07. 春季弘法忌
毎年4月20日に修禅寺で執り行われる弘法大師の法要です。「春のお弘法さん」とも呼ばれ、地元最大のお祭りの一つにもなっています。4月20日~21日にかけて御輿の渡御・万燈会(まんとうえ)・湯汲み式・大般若祈祷と華やかなイベントが目白押し。神輿(みこし)内部に安置されている秘仏の大師像も公開されます。
夏のイベント
01. 花しょうぶ祭り
毎年6月上旬から下旬にかけて修禅寺虹の郷で開催されるお祭りです。虹の郷には約7,000株のしょうぶが植えられており、それが見ごろを迎えるころには、幻想的で美しい光景が出現します。フォトコンテストなども開催されるので、参加してみるのもおすすめです。
02. ほたるの夕べ
毎年5月下旬から6月上旬にかけて修善寺の赤蛙(あかがえる)公園で開催されるイベントです。暗闇に飛び交うほたるはとても幻想的。毎年このイベントを目当てにたくさんの方が訪れます。気候や天気に左右されやすいイベントですので、事前に天気予報をチェックしていきましょう。
03. 頼家まつり
7月18日に行われる、頼家とその家臣十三士の霊を慰めるお祭りです。頼家とその家臣に仮装した人々が行列を作り、頼家の墓に詣でる武者行列などが行われます。修善寺に夏を告げるイベントとしても有名です。
04. 修禅寺盆踊り大会
毎年8月1日に行われるお盆のイベントです。本来お盆は8月13日から15日ですが、修善寺は昔から養蚕が盛んでお盆の時期は繁忙期に当たるため、日程がずらされました。地元の人だけでなく、修禅寺の僧侶や観光客も一緒になって踊ることができます。
05. 桂座
かつて修善寺にあった芝居小屋を復興したイベントです。毎年夏から秋にかけて楽器演奏や踊りなど、いろいろな芸能が催されます。毎年開催日程が違うので、詳細はホームページで確認してください。
公式サイト:http://katsuraza.net
06. 秋季弘法忌
毎年8月20日・21日の2日間に行われる万灯会と花火大会です。万灯会は修禅寺から独鈷(どっこ)の湯公園へ万灯を持ちながら、行列をします。その光景はとても幻想的。一方花火大会は華やかに開催されます。ぜひ両方とも参加をおすすめするイベントです。
秋のイベント
01. 菊花祭り
修善寺虹の郷と修善寺の温泉街で行われるイベントです。毎年9月下旬から11月上旬と長期間にわたって行われ、修善寺の街中にもたくさんの菊が飾られます。虹の郷ではあでやかな菊の庭も出現し、多くの観光客の目を楽しませてくれるでしょう。
02. 奥の院 秋の静寂
「奥の院春の静寂」と同じコースを、今度はコスモスや紅葉を観賞しながら歩くハイキングイベントです。奥の院まで到着するとお弁当がふるまわれ、茶話会も行われます。ガイドが同行してくれますので、史跡に対する知識も深まるでしょう。毎年10月に2度行われます。
03. 桂谷八十八か所
11月7日~9日にかけて四国八十八か所を模した石碑を巡る会です。昭和のはじめ、修禅寺三十八世丘球学老師と全国からの喜捨で建てられた石碑を礼拝することで功徳を積みます。お遍路の行列は修禅寺の秋の名物でもあり、お接待をする地元民も少なくありません。
04. 修善寺もみじ祭り
修善寺は伊豆一番の紅葉の群生地でもあります。そのため、毎年11月中旬~下旬にかけて街を挙げて秋の一大イベントとして開催されるのが、もみじ祭りです。修禅寺庭園秋の特別公開をはじめ、もみじのライトアップや露店の出店などが行われます。また、温泉街から虹の郷を結ぶ臨時バスも利用可能です。
05. 日枝神社例祭
毎年10月の第3日曜日に開催されるお祭りです。温泉街を中心に御輿・女御輿・子供御輿・シャギリの山車などが行列し、観光客にもお神酒などがふるまわれます。
冬のイベント
星まつり
毎年冬至に修禅寺で行われる「真言宗」の行事です。現在の修禅寺は「曹洞宗」ですが、弘法大師を祀ってあることから、宗派を超えて執り行われています。護摩を焚き、その煙に衣服や持ち物を当てて無病息災を祈る1年の集大成のような行事です。
山の幸がおいしい!
修善寺の一押しグルメ
修善寺は山の幸が豊富で、季節ごとにおいしいものがあります。今回は、そんな修善寺の山の幸が食べられるグルメスポットをご紹介しましょう。
独鈷(どっこ)そば大戸
ざるそばを頼むと、天城産のわさびが丸ごと一本付いてきます。このわさびは自分ですり、余ったら持って帰れるといううれしいシステムです。すり下ろしたばかりのわさびは辛さの中にも甘さがあり、おそばが一層おいしく感じます。
かけには地元名産のしいたけや山菜が入っていて、寒い冬はおすすめです。しいたけからおいしい出汁が出るので、おつゆも味わってみてください。
おそばの他にも、地元の山の幸を使った一品料理などが味わえます。おそばと一緒に注文してみるのもおすすめです。
アクセス情報
住所:静岡県伊豆市修善寺761-13
電話番号:0558-72-1830
営業時間:11~15時
定休日:火曜日
めし屋 みづ
野菜中心の創作料理のお店です。修善寺は「黒米」という古代米が名産なのですが、黒米やわさびを使った料理は特におすすめ。品数が多いお弁当は、女性に人気です。
修善寺はおそばやさんが多いのですが、めし屋みづはご飯もののメニューもたくさんあります。しっかり食べて観光したいという方にピッタリです。
みづはランチ中心のお店ですが、夜も完全予約制で営業しています。おいしい野菜料理が食べたい方はぜひ予約してみましょう。
アクセス情報
住所:静岡県伊豆市修善寺765
電話番号:0558-72-0546
営業時間:11~14時・夜は完全予約制17~19時
定休日:火曜日
安兵衛
山の幸と言うと山菜やキノコを思い浮かべる方が多いのですが、安兵衛では川魚料理を食べることができます。特に天然アユの刺身やアユ飯は絶品です。
修善寺を流れる狩野川にはズガニという川かにがとれます。このズガニをすりつぶし、出しを取ったズガニうどんも名物の一つです。ぜひ味わってみてください。
アクセス情報
住所:静岡県伊豆市修善寺868-1
電話番号:0558-72-0917
営業時間:ランチ 11~13時30分・夜 17~23時
定休日:水曜日
旅の思い出を選ぼう!
修善寺のお土産
お土産選びも旅の楽しみの一つです。修善寺はお土産物も豊富ですが、今回は特に一押しのものを紹介します。
源楽胡麻饅頭(ごままんじゅう)
修善寺のお土産というと必ず名前が挙がるのがこの「源楽胡麻饅頭(ごままんじゅう)」です。源楽という和菓子屋さんで販売されているお饅頭ですが、中も外も真っ黒でインパクトがあります。皮には竹炭、アンには胡麻(ごま)が練りこまれていてコクのある味わいが評判です。
アクセス情報
住所:静岡県伊豆市修善寺967
電話番号:0558-73-2224
営業時間:9時30分~16時
わさび漬け
静岡は長野と並ぶわさびの産地です。生のわさびも売っていますが、一押しはわさび漬け。わさびを酒粕(さけかす)につけこんだもので、ごはんに乗せてもかまぼこやちくわなどにつけても味が引き立ちます。この他、わさびドレッシングやわさびふりかけなども人気です。
パン祖のパン
変わった名前ですが、日本で初めてパンを作った韮山代官「江川太郎左衛門」のレシピを再現したものです。江川太郎左衛門は戦のときに食べる「兵糧(ひょうろう)」としてパンを作ったため、水分が少なく、カンパンに近い味がします。細かく砕いてクルトン代わりにスープに入れるのもおすすめです。修善寺に点在するお土産物屋さんで購入できます。
修善寺の今が分かる
一押し口コミサイト
口コミサイトは、修善寺に行った方の生の声を聞くことができます。最新情報を知りたい方や、いろいろな意見を読みたい方のために、一押しサイトをご紹介しましょう。
フォートラベル
修善寺のいろいろなことが分かる大手口コミサイト。最も情報が多いのは、温泉旅館に対してです。旅館選びの参考にしてください。また、実際に旅行に行った方のコースも紹介されているので、プランを組むときの参考にもなります。
トリップアドバイザー
フォートラベルと並ぶ大手旅行口コミサイトです。観光スポットからホテルまで、いろいろな情報が記載されています。それぞれに大きなタグが付いていますので、修善寺について知りたいことが一目で分かるでしょう。
やっぱり持ち歩きたい
おすすめガイドブック
修善寺は見どころがたくさんあるので、それらの情報がギュッと詰まったガイドブックは重宝します。今回は特におすすめをご紹介しましょう。
ことりっぷ 伊豆
大人の女性が2泊3日で旅することを想定して編集されたガイドブックです。修善寺は中伊豆という項目の中で紹介されています。落ち着いた旅をしたい方・贅沢(ぜいたく)な旅がしたい方におすすめです。
たびまる 伊豆
初めて伊豆を旅行するという方におすすめのガイドブック。コースの組み立て方や修善寺の名所まで余すことなく丁寧に書かれています。
旅行中に役立つ
修善寺関連サイト
修善寺の今の情報が分かる観光サイトは少なくありません。今回は、特におすすめのものをご紹介します。
旅ナビ
伊豆修善寺温泉旅行観光組合が運用するサイトです。トップに今月のイベントなども表示されて見やすくなっています。
ようこそ 修善寺へ
観光スポットから公共施設へのリンクまで幅広い内容を網羅したポータルサイト。公共施設などをチェックしたいときなども便利です。
伊豆市観光協会修善寺支部
交通情報なども充実しているページです。臨時列車や臨時バスはこちらをチェックしましょう。
修善寺観光
まとめ
いかがでしたか? 修善寺は東日本を代表する観光地でもありますが、意外と知らない行事や名所も多かったと思います。修善寺は自然が豊富で季節ごとに違った魅力を見せてくれるでしょう。温泉だけでなく自然を楽しみに出かけてみませんか?