静岡市清水区にある東海道広重美術館は、主に江戸時代の浮世絵師、歌川広重の作品を収蔵・展示している浮世絵専門の美術館です。東海道五十三次の宿場町の一つ、由比宿の本陣跡に造られた公園に建っています。館内には浮世絵の基礎知識を学べるコーナーや浮世絵版画摺りの体験コーナーがあり、浮世絵を通して江戸文化への理解が深められる工夫が満載です。
今回は、東海道広重美術館の魅力や見どころをご紹介します。
広重の浮世絵を
堪能する
歌川広重は江戸時代末期に活躍した浮世絵師です。代表作『東海道五十三次』のように風景版画を得意としました。ゴッホなど海外の画家に影響を与えたことでも有名です。
美術館では東海道五十三次を始めとした広重の作品を堪能できます。バラエティーに富んだ企画展を随時開催しており、浮世絵をあまり知らない方でも楽しめること間違いなしです。
週末を中心に学芸員によるギャラリートークが開催されます。事前申し込みは不用で定員制限もありません。展示されている作品をより詳しく理解したいという方におすすめです。
浮世絵について
学ぶ
館内には浮世絵の基礎知識を学べるコーナーや、版画体験のコーナーがあります。浮世絵は江戸文化を代表するものですが、浮世絵の作り方や浮世絵が果たした役割などはあまり知られていません。この2つのコーナーを巡れば、浮世絵に関する理解がより深まります。
企画展に連動してワークショップや浮世絵刷りの実演が行われることがあり、好評です。公式サイトから事前に申し込みをすれば誰でも参加できます。特に浮世絵の実演が見られる機会は少なく、浮世絵に興味がある方にとっては一見の価値ありです。
東海道広重美術館
アクセス情報
住所:静岡県静岡市清水区由比297-1
電話番号:054-375-4454
開館時間:9~17時
休館日:月曜日(祝日除く)・年末年始
入館料:大人510円 高大生300円 小中学生120円
駐車場:あり
交通案内:JR由比駅から徒歩25分・タクシー5分
公式サイト:http://tokaido-hiroshige.jp/