宝戒寺
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鎌倉 宝戒寺
坐像の地蔵菩薩がある
萩と梅が美しい寺

宝戒寺は、鶴岡八幡宮小町通り付近にある天台宗の寺院です。萩の寺とも言われ、境内には200株もの白萩が植えられています。本尊は地蔵菩薩。珍しい坐像(座った姿の像)の地蔵尊として有名です。北条一族の霊を慰めるために建立されましたが、今では子育てと安産のご利益が篤い寺として信仰を集めています。

今回は、宝戒寺の見どころや魅力をご紹介しましょう。

供養の寺であった
宝戒寺の歴史

参道(宝戒寺)

宝戒寺の参道

宝戒寺は1335年、天台座主五代国師円観恵鎮慈威和上が開山した寺院です。建立された場所には、かつて鎌倉幕府の執権だった北条氏の執権館がありました。後醍醐天皇は、北条氏の霊を慰めると共に人材育成を行うために足利尊氏にこの寺を建てさせたと伝えられています。

1538年に伽藍(がらん)すべてが焼失しますが、江戸時代になって徳川家康の側近である天海大僧正が寺院の保護と持続を願い出て再建されました。

萩で名高い
宝戒寺の魅力

宝戒寺には、仏像や四季折々の花など見どころがたくさんあります。ここでは、その中の一押しをご紹介しましょう。

信仰を集める仏像

宝戒寺のご本尊である地蔵菩薩は子育経読地蔵大菩薩とも呼ばれ、子育てのご利益が篤いと言われています。本堂内にはその他に鎌倉七福神巡りの一つである毘沙門天が安置され、健康長寿と財宝富貴のご利益があると有名です。

境内には、秘仏である歓喜天が祀られていてこちらは子宝のご利益が篤く参拝者が絶えません。

200株の白萩

白萩(宝戒寺)

白萩

7月下旬になると、宝戒寺の別名にもなった白萩が開花時期を迎えます。萩は一つ一つは小さい花ですが、200株の萩が一斉に咲きそろう様は圧巻です。

9月になると萩はだんだんと散っていきますが、代わりに白い彼岸花が見ごろを迎えます。同じ白い花でも異なる美しさがあるため、何度も足を運んで花の盛りが移り変わっていくのを見るのもおすすめです。

鎌倉一のしだれ梅

しだれ梅(宝戒寺)

しだれ梅

宝戒寺は鎌倉有数の梅の名所でもあります。特に、本堂前のシダレ梅は鎌倉随一の美しさで有名です。2月下旬から3月下旬には雪のような純白の花を咲かせ、境内には梅目当ての観光客が大勢訪れます。

をゆっくりと観賞したい場合は、朝早い時間に訪れるのがおすすめです。宝戒寺の開門時間である朝8時頃なら訪れる人も少なく、観賞や写真撮影がじっくりとできます。

宝戒寺
アクセス情報

住所:神奈川県鎌倉市小町3丁目5−22
電話番号:0467-22-5512
拝観時間:8~16時30分
休日:なし
拝観料:大人100円 子ども50円
駐車場:なし
交通案内:JR横須賀線北鎌倉駅から徒歩13分
公式サイトhttp://hokaiji.com/index.html

宝戒寺

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