大将軍八神社
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京都 大将軍八神社
商店街の中に鎮座する
方位の神様を祀る神社

京都市上京区、西陣の端に位置する大将軍八神社は方位の神様を祀る神社で、陰陽道の天門にあたる北西角に造られました。はじめは陰陽道のお堂で、神社になったのは江戸時代に入ってからです。現在、神社は大将軍商店街の中に鎮座しています。この商店街は別名妖怪ストリートと呼ばれており、神社の例祭に合わせて百鬼夜行行列が行われることで有名です。

この記事では、大将軍八神社の見どころや魅力・アクセス方法などをまとめてご紹介します。

大将軍八神社の
ご利益

大将軍八神社の大将軍とは陰陽道の星神、方位を守る神様のことです。この項では、大将軍八神社のご利益をご紹介しましょう。

  • 厄除け
  • 魔除け
  • 病気平癒
  • 疫病退散(感染症予防)

大将軍八神社
の歴史

参道(大将軍八神社)

参道

大将軍八神社は、平安京が造営される際に北西の方位を守る為に造られました。創建当時は、星の動きを読んで災いを予見し予防する学問、陰陽道のお堂だったと伝えられています。

江戸時代に入ると、大将軍村の鎮守社として大将軍八神社と称するようになりました。明治時代には、大将軍の他に素戔嗚尊(すさのおのみこと)とその子神達八柱、桓武天皇が合祀されます。これにより、暦神の八神と素戔嗚尊の子神八神を祀る神社ということで大将軍八神社と改名しました。

現在は大将軍さんとして地元の方に親しまれ、妖怪を使った地域おこしイベントにも一役買っています。定期的に境内で開かれるモノノケ市や、年に一度神社周囲の商店街で開かれる百鬼夜行行列は、毎回たくさんの見物客が訪れる人気のイベントです。

人々に親しまれ
歴史を刻む神社

大将軍八神社は古くから地域の人々に親しまれ、地域のイベントにも積極的に参加しています。ここでは、そんな神社の魅力をご紹介しましょう。

商店街と一緒に地域おこしに貢献

現在の大将軍神社は、商店街の中にひっそりと佇む小さな神社です。近くには北野天満宮がありますが、普段は観光客が訪れることもあまりありません。そのため、大将軍商店街は近年妖怪による地域おこしに力を入れており、神社の境内では定期的にモノノケ市という妖怪をテーマにしたフリーマーケットを開催しています。神社の周辺でも妖怪の人形や妖怪に扮した人を見ることができ、観光で訪れた人からは好評です。

夜遅くまで楽しめる例祭

毎年10月3日に開かれる神社の例祭では、大蛇餅(だいじゃもち)と呼ばれる細長いモチの奉納やお神輿の巡行が行われます。例祭は厳粛な神事ですが、併せて行われる妖怪関連のイベントは大変楽しく毎年大いに盛り上がるので、その時期に合わせて訪れるのもおすすめです。

重要文化財を収蔵している方徳殿

大将軍八神社の境内には、方徳殿という宝物殿があり神像や陰陽道の暦が収蔵されています。中でも重要文化財に指定されている木造大将軍神像79体は一見の価値ありです。

毎年、5月1日から5日と11月1日から5日に一般公開が行われています。その他の日も事前に予約を行えば見学可能なので、見たいという方は神社に問い合わせてみるといいですね。

大将軍八神社
の見どころ

千年以上の歴史を持つ神社の境内には複数の建物があり、重要文化財指定の神宝も所蔵しています。この項では、境内の見どころをご紹介しましょう。

三つの神社が集まった三社

三社と五社(大将軍八神社)

三社(手前)と五社(奥)

三社は鳥居をくぐってすぐ左手にあり、命婦神社・厳島神社・猿田彦神社の三社が合祀されています。朱塗りの柱が目を引くこぢんまりとした神社です。中でも命婦神社は女性の守護神社として知られているので、女性が参拝すると特にご利益があるといわれています。

五つの神社が集まった五社

五社は三社の隣にあるもう少し大きな社で、恵比寿神社・稲荷神社・天満宮・長者神社・金毘羅宮が合祀されています。これだけの神社が合祀されている社は滅多にありません。商売繁盛・学問成就・交通安全などご利益もたくさんあります。

緑に囲まれた本殿

本殿(大将軍八神社)

本殿

本殿は唐破風(からはふ)が特徴的な建物で、松をはじめとさまざまな木々に囲まれています。祀神は素戔嗚尊(すさのおのみこと)と大将軍・素戔嗚尊の子神8人です。すぐ隣にある社務所では、御朱印やお守りを授与してもらえます。

大将軍八神社
アクセス情報

住所:京都府京都市上京区一条通御前西入西町48
電話番号:75-461-0694
拝観料:境内自由
駐車場:付近のコインパーキングを利用
交通案内:JR京都駅より金閣寺行きバス乗車、北野白梅町下車、徒歩15分
公式サイトhttp://www.daishogun.or.jp

大将軍八神社

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