白峯神宮
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京都 白峯神宮
二人の天皇をお祀りする
スポーツの守護神社

京都市上京区、西陣にほど近い場所にある白峯神宮は、京都の平安を願って建立された神社です。蹴鞠(けまり)と和歌の宗家(家元)だった飛鳥井家(あすかいけ)の跡地に建立されたことから、現在はサッカーをはじめとするスポーツの守護神として人々の信仰を集めています。

この記事では、白峯神宮の歴史や見どころ・ご利益・アクセス方法をご紹介しましょう。

白峯神宮の
ご利益

白峯神宮には、Jリーガーをはじめとしてプロスポーツ選手もたくさん参拝に訪れています。この項では、そんな神社のご利益をご紹介しましょう。

  • スポーツ上達
  • 芸事上達
  • 家内安全
  • 国家安全
  • 病気平癒(病気が治ること)
  • 縁結び(摂社・潜龍社)

国家平安を祈願する
白峯神宮の歴史

蹴鞠の碑(白峯神宮)

蹴鞠の碑

白峯神宮は、明治天皇の父である孝明天皇が建立を願った神社です。幕末から明治初期の頃は世の中が不安定で、日本国内には争いが絶えませんでした。孝明天皇は世の中が平安になることを願って神社を建立しようとしますが、それを果たせぬまま亡くなります。明治天皇がその遺志を引き継ぎ、1868年(明治元年)に神社を建立しました。

白峯神宮の祀神は、讃岐(香川県)の白峯陵(しらみねりょう)から分霊した崇徳天皇と、奈良時代に天皇の位を下ろされた淳仁天皇(じゅんにん)です。2人の天皇は政権争いに巻き込まれて都を追われ、それぞれ讃岐(香川県)と淡路島で亡くなりました。

白峯神宮の名が全国的に有名になったのはワールドカップがきっかけです。1998年(平成10年)、サッカーのワールドカップに日本が出場したことで、テレビや雑誌で球技上達のご利益がある神様として盛んに紹介されました。

現在ではサッカーだけでなくスポーツ全般の上達にご利益がある神社として、人々に親しまれています。

参拝者が絶えない
白峯神宮の見どころ

現在、白峯神宮は修学旅行の人気スポットとなっており、スポーツ上達を願う学生がたくさん訪れています。この項では、そんな神社の魅力や見どころをご紹介しましょう。

様々な奉納品

白峯神社には、様々な球技のスポーツチームから奉納されたボールが社務所に飾られています。中には人気サッカー漫画『キャプテン翼』の作者が奉納したボールもあるので、参拝のついでに見学していくのもおすすめです。ボールには触ることもできます。

境内の自然

白峯神宮の境内には京都に3本しかない黄桜(鬱金桜)をはじめ、複数の珍しい樹木が植えられています。その中でも三葉の松は3本の細い葉が一組になって生えており、夫婦和楽・家内安全の象徴として信仰を集めている木です。

春の桜・秋の紅葉の他、夏はサルスベリの花と珊瑚樹の赤い実が参拝者の目を楽しませてくれます。

3つの摂社

白峯神宮には、本宮の他にも地主神社・伴緒社(とものおしゃ)・潜龍社(せんりゅうしゃ)という3つの摂社があります。

地主社

地主社(じしゅしゃ)は神宮が建立される前にこの場所に館を構えていた飛鳥井家が代々お祀りしてきた屋敷神です。ありとあらゆるスポーツの神様である精大明神(せいだいみょうじん)が祀られており、社殿の中にもたくさんのボールが奉納されています。

神社の隣に建立されているのは蹴鞠の碑(けまりのひ)です。碑についている撫で鞠を一周回すとスポーツ上達のご利益があるといわれています。

伴緒社

伴緒社(とものおしゃ)は、平安末期に実在した武士である源為義(みなもとためよし)・源為朝(みなもとためとも)を祀る神社です。2人は弓の名手であり、保元の乱では崇徳天皇に味方して戦って敗れました。弓道上達のご利益があるといわれており、毎年5月5日には武道繁栄祭が行われます。

潜龍社

潜龍社(白峯神宮)

潜龍社

潜龍社(せんりゅうしゃ)は、水神を祀る神社です。この神社には悪縁を断ち切り良縁を結ぶご利益があります。すぐ隣にある潜龍井(せんりゅうい)から出ている水は、天然の湧き水です。毎年11月25日には潜龍講大祭(せんりゅうこうたいさい)が行われます。

白峯神宮
アクセス情報

住所:京都府京都市上京区今出川通り堀川東飛鳥井町261番地
電話番号: 075-441-3810
拝観時間:境内自由
駐車場:なし
交通案内:市営地下鉄烏丸線今出川駅、4番出口より徒歩8分

白峯神宮

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