吉屋信子記念館は、由比ガ浜にある女流作家吉屋信子の住宅だった場所です。彼女の死後、土地と住宅が鎌倉市に寄付され、記念館兼学習施設になりました。公開日は春と秋に限定されていますが、その時は近代数寄屋造りの第一人者吉田五十八氏が設計した建物や美しい庭を自由に見学できます。
今回は、吉屋信子記念館の魅力や見どころをご紹介しましょう。
女流作家の
ありし日を偲ぶ
吉屋信子は、1920年代から70年代にかけて活躍した作家です。少女小説というジャンルを確立した作家としても知られています。男性の貞操をテーマにした小説や、女性史を題材とした小説を発表して人気を博しました。
記念館では、使用していた当時のままの姿で保管されている書斎や寝室も見学できます。彼女の作品は何度か映画化やドラマ化もされているので、小説を読んだり映像作品を見たりしてから訪れるのもおすすめです。
美しい庭や
建物を堪能する
記念館の赤壁の築地塀や門構えは厳しく感じますが、一歩中に入ると美しい庭が広がっています。季節ごとに美しい花を付ける樹木も多く、建物も風雅です。
公開される日が限られていますので、鎌倉の観光スポットの中では知名度はあまりありません。その分、ゆったりと庭や建物の美しさを堪能できます。春はツバキ・秋は紅葉も楽しめる場所です。
吉屋信子記念館
アクセス情報
住所:神奈川県鎌倉市長谷一丁目3番6号
電話番号:0467-25-2030
公開日:公式サイトに掲載 訪れる前に要確認です。
駐車場:なし
交通案内:JR鎌倉駅より藤沢行きバス乗車、長谷東町下車徒歩3分
公式サイト:https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/annai/shisetsu/94_yoshiyanobuko.html
吉屋信子記念館