八丁池
?評価について

八丁池
天城の瞳と呼ばれる
ハイカーの休憩スポット

八丁池は、天城(天城連山)の西陵にある池です。かつては、天城火口にできた火口湖と考えられていました。しかし、調査の結果、現在では断層の切れ目に水がたまってできた池とされています。池の周囲が八丁(約870m)ほどあることから、この名がつきました(実際は560mほど)。八丁池は標高が1,125mあり、モリアオガエルの生息場所としても知られています。

今回は、八丁池の魅力や見どころをご紹介しましょう。

ハイカーの
休憩スポット

八丁池

八丁池

八丁池に行くには、最寄りのバス停から徒歩1時間ほどかかります。自動車は乗り入れ禁止なので要注意。バス停から池に通じる道は、自然が豊かで野鳥の宝庫です。野鳥観察をしがてら池まで散策を楽しむこともできます。

池の南側にはトイレと見晴らし台が設置されていますので、お弁当を持ってピクニックに行くのもよいですね。道は整備されて子どもでも大丈夫ですが、サンダルやヒールのある靴では歩けません。

池は、天城縦走路と呼ばれる健脚向けハイキングコースを利用するハイカーの休憩スポットとしても利用されています。

モリアオガエルの
生息地

モリアオガエルの産卵(八丁池)

モリアオガエルの産卵

八丁池は、国の天然記念物にも指定されているモリアオガエルの生息地としても有名です。モリアオガエルは、毎年6月に池の周囲に生えている木に泡状の卵を産みつけます。そのため、森林と水場が隣接していないと生息できません。かつては日本中の山中で見られましたが、現在は生息地も含めて数少なくなっています。

昭和天皇は、1930年と1981年に八丁池へモリアオガエルの観察に訪れました。この時に使用した登山道は御幸歩道と名付けられ、現在も使用されてます。池のほとりに立つ天蹕留蹤碑(てんひつりゅうしゅうのひ)は、天皇の御幸を記念して建てられたものです。

八丁池
アクセス情報

住所:静岡県伊豆市湯ケ島八丁池
駐車場:池周辺は車が入れないのでありません。
交通案内:京急修善寺駅より二階堂行バス乗車、二階堂下車、八丁池行口行専用バス乗車、下車後徒歩1時間

八丁池

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