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京都四條南座
有形文化財にも登録された
歴史ある劇場

京都市祇園に位置する京都四條南座は、1929年(昭和4年)に建てられた劇場で、松竹株式会社が所有しています。京阪祇園四条駅を出てすぐのところにあり、毎年12月に歌舞伎の吉例顔見世興行(きちれいかおみせこうぎょう)が行なわれることでも有名です。京都市の歴史的意匠建造物・国の登録有形文化財にも登録されていましたが、現在は耐震補強工事のため休館しています。今まで南座で公演されていた歌舞伎などの演目は、先斗町歌舞練場(ぽんとちょうかぶれんじょう)で上演中です。

この記事では、京都四條南座の魅力や歴史・見どころなどをご紹介しましょう。

京都四條南座の
始まりと歩み

京都四條南座は、1929年(昭和4年)に建設された歴史ある劇場です。元々この場所には、江戸初期に幕府から芝居の興行を許された7つの座がありました。しかし、明治を迎えるまでに5座が廃業し、明治維新を迎えたのは2座だけです。2座のうち北側芝居も明治初期に廃座になり、現在は南座だけが京都に残っています。

京都四條南座を竣工したのは、松竹を創業した白井松次郎・大谷竹次郎兄弟です。以来、80年以上たった今でも京都を代表する劇場としてその名を残しています。1991年(平成3年)には大改築が行われ、内部設備が一新されました。

2015年(平成27年)の耐震診断で耐震強度不足を指摘され、現在は耐震補強工事のため休館中です。

京都四條南座の
見どころ

京都四條南座は2016年(平成28年)1月をもって休館し、再開日は未定です。そのため、現在は中に入ることはできません。しかし、城郭を思わせる外観は見学することができます。

南座の建物は、櫓を備えた桃山風破風造りの豪華な造りです。南座は歌舞伎を上演する劇場というイメージが強いですが、現代劇をはじめとして多様な演目が上演されていました。演目の中でも、毎年12月に行われている歌舞伎の吉例顔見世興行(きちれいかおみせこうぎょう)は、全国的に有名です。

2016年の顔見世興行は先斗町歌舞練場で行われますが、まねきと呼ばれる歌舞伎役者の名を勘亭流で書いた看板は、今年も南座に掲げられると決定しました。観光がてら、看板がずらりと並んでいる様子を見学するのもおすすめです。

南座の隣には、にしんそばで有名なそば屋、松葉があります。水曜日の定休日以外は営業していますので、訪れたついでに立ち寄ってもいいですね。

京都四條南座
アクセス情報

住所:京都府京都市東山区四条通大和大路西入中之町198
駐車場:すぐ隣の市営駐車場を利用
交通案内:京阪祇園四条駅6番出口から出てすぐ
公式サイトhttp://www.shochiku.co.jp/

京都四條南座

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