三四郎島は、西伊豆堂ヶ島沖に浮かぶ4つの島の総称です。島の名前はそれぞれ、伝兵衛島・中ノ島・沖ノ瀬島・高島と言います。見る角度によって島が3つに見えたり4つに見えたりすることから、まとめて三四郎島と呼ばれるようになりました。
今回は、三四郎島で見られる珍しい自然現象や魅力、見どころをご紹介します。
珍しい
トンボロ現象
三四郎島は、トンボロ現象が見られる場所として全国的にも有名です。トンボロ現象とは、干潮時になると砂州(さす)が現れて島と海岸が地続きになる現象のこと。トンボロ現象が起きると、海岸から一番近い伝兵衛島まで歩いていくことができます。天橋立や博多湾の海の中道でも同様の現象を見ることができますが、磯の海岸で発生するのは珍しく昭和58年に県の天然記念物に指定されました。
磯遊びに
最適
トンボロ現象が起きると、三四郎島は磯遊びに最適な場所になります。砂州の通行は自由です。干潮時には伝兵衛島のあちこちに潮だまりができ、海洋生物が間近で観察できます。地元の漁師も砂州の道にワカメを採りにきますが、観光客は採れませんので要注意です。
事前に潮が満ちる時刻をチェックしておくと帰り際に慌てることもありません。念のため、ぬれても大丈夫な格好をしておくといいですね。
三四郎島
アクセス情報
住所:静岡県賀茂郡西伊豆町仁科
電話番号:0558-52-1114(西伊豆役場 観光商工課)
駐車場:あり
交通案内:伊豆急下田駅より堂ヶ島行きバス乗車、堂ヶ島下車、徒歩すぐ
三四郎島