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京都 万寿寺
京都五山の一つだった
非公開の塔頭寺院

万寿院は東福寺境内に建てられた塔頭寺院の一つで、かつては京都五山第五位の寺院として栄えていました。そのため、他の塔頭寺院と比べ山門などの建物が立派です。現在は非公開のため境内を見学することはできませんが、御朱印はいただけます。

この記事では、万寿寺の歴史をご紹介しましょう。

天皇が建立した
寺院の歴史

万寿寺は、1096年に後白河法皇が皇女、郁芳門院の菩提を弔うために建立した六条御堂が前身の寺院です。鎌倉時代に臨済宗の寺院へと改修され、名を万寿寺と改めました。開山は1261年と伝えられています。

室町時代、万寿寺は京都五山第五位に任ぜられて大いに栄えましたが、1434年に発生した火災のために衰退しました。天正年間に東福寺の塔頭寺院だった三聖寺の隣へ移転し、明治時代に三聖寺と合併します。これにより、万寿寺は東福寺の塔頭寺院となりました。

歴史ある寺院で
御朱印をいただく

万寿寺は非公開の寺院ですが、御朱印をいただくことはできます。庫裏まで入る必要があるので、事前に問い合わせをしておくとスムーズです。万寿寺に安置されていた釈迦三尊像は、現在、東福寺に安置されています。元々は三聖寺に安置されていたものですが、万寿寺と合併した際に移されました。時間に余裕がある方は、東福寺に立ち寄って拝観していくのもいいですね。

多数の文化財を
有する寺院

万寿寺は、木造金剛二力士立像をはじめ、室町時代に造られた鐘楼など多数の文化財を所有しています。しかし、境内と同じく、ほぼすべて非公開で見ることはできません。絹本墨画淡彩釈迦三尊図などについては京都国立博物館に寄託していますので、企画展などの際に展示される可能性はあります。

万寿寺
アクセス情報

住所:京都府京都市東山区本町15丁目786
電話番号:075-561-1341
駐車場:東福寺と共通
交通案内:JR京阪電車東福寺駅より徒歩10分

万寿寺

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