法隆寺
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奈良 法隆寺
世界最古の木造建築がある
世界遺産登録の寺院

飛鳥時代より続く
法隆寺の歴史

参道(法隆寺)

参道

法隆寺は600年代初頭に建立された寺院で、約1400年もの歴史があります。この項では、長い法隆寺の歴史をかいつまんでご紹介しましょう。

創建から江戸時代まで

法隆寺は聖徳太子の父である用明天皇が建立を望み、聖徳太子と推古天皇がその意志を継いで607年に建立しました。創建当初は斑鳩寺(いかるがでら)と称していたと伝えられています。

670年頃には伽藍が火事で焼失しますが、すぐに再建され、711年頃に世界最古といわれる木造建物群が完成しました。この建物群は現在、西院と称されています。

738年頃、行信僧都(ぎょうしんそうず)という僧侶が、聖徳太子の菩提を弔うために斑鳩宮(いかるがのみや)の跡地に、夢殿や舎利殿を中心とした伽藍群を建立しました。これが、現在の東院です。斑鳩宮は聖徳太子の住居だった場所で、東院は長らく聖徳太子信仰の中心となります。

17世紀初頭、豊臣秀頼によって最初の伽藍修復が行われました。

江戸時代から現代まで

江戸時代前期、五代将軍徳川綱吉の母、桂昌院が再び伽藍修復を行いました。法隆寺は江戸時代末期まで歴史ある寺院として大いに栄えますが、明治になると廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)の影響を受け、寺院を維持していくのが難しくなります。そのため、寺院が所有する宝物の一部を皇室に献上し、寺院の維持費を用立ててもらいました。この時献上された宝物は、法隆寺献上宝物と呼ばれ、現在は東京国立博物館の法隆寺宝物殿に保管されています。

1934年(昭和9年)、法隆寺伽藍の大修復がスタートしました。この修復工事は太平洋戦争を挟んで1985年(昭和60年)まで続き、昭和の大修復と呼ばれています。修復工事中と並行して法隆寺が所蔵する膨大な文化財の再調査も行われました。

1993年、法隆寺はユネスコの世界遺産に登録されます。現在は、世界最古の木造建築物群を有する寺院として、日本だけでなく海外からも参拝客が途切れることはありません。

参拝者が絶えない
法隆寺の魅力

この項では、毎年50万人以上の参拝者が訪れる法隆寺の魅力をご紹介します。

壮大な伽藍群

壮大な伽藍(法隆寺)

壮大な伽藍

法隆寺は約19万平米の広大な境内に125の建造物を有する大寺院です。法隆寺の伽藍は西院と東院という2つに分かれており、西院は世界最古といわれる伽藍群で構成されています。建造物の内、国宝に指定されているものが17件、重要文化財に指定されているものが35件となっており、時間をかけて建物群をじっくり見て回るのがおすすめです。

また、法隆寺は瓦の博物館ともいわれており、さまざまな時代の瓦が当時の葺き方で葺かれています。そのため、屋根に注目して伽藍群を見学するのも面白いですよ。

仏像や仏教工芸品

法隆寺には、仏像や仏教工芸品も多数所蔵されています。中でも飛鳥時代に作られた3体の観音菩薩立像(百済観音・九面観音・夢違観音)は国宝に指定されている貴重なものです。これ以外にも、重要文化財に指定されている仏像が多くあります。

仏教工芸品では、玉虫厨子(たまむしのずし)や金堂小壁画が有名です。仏像や仏教工芸品は常設展示されているものもあれば、春と秋の観光シーズンにだけ公開される大宝蔵殿で展示されるものもあります。できるだけ多くの仏像や仏教工芸品を見たいという場合は、大宝蔵殿が公開されている時期に訪れるのがおすすめです。

境内の自然

境内の緑(法隆寺)

緑豊かな境内

法隆寺の広大な境内にはさまざまな樹木や草花が植えられており、季節ごとに異なる美しさが楽しめます。中でも東大門付近の桜並木は、春は花・秋は紅葉を楽しめる場所として人気です。

また、秋の夕焼け空と五重塔の組み合わせは絵画のような美しさで、これを目当てに寺院を訪れる方もいます。

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