室生寺
?評価について

奈良 室生寺
女人高野の別名を持つ
シャクナゲの名所

奈良時代から続く
室生寺の歴史

新緑(室生寺)

新緑の室生寺

室生寺は、修験道の開祖である役小角(えんのおづの)が創建し、空海(くうかい)が中興(再び盛り立てること)したといわれています。日本書紀にも、「奈良時代末期にこの地で桓武天皇の病気平癒祈祷が行われ、無事に病気が治った記念として創建された」という記述があり、千年以上の歴史を持っていることは確かです。

室生山の麓から中腹にかけて伽藍が展開されており、今のような状態に堂宇が整ったのは9世紀前半と推測されています。創建当時から興福寺とつながりが深く、長い間法相宗の寺院でした。それが江戸時代になると、五代将軍徳川綱吉の母、桂昌院(けいしょういん)の力添えで、興福寺から独立して真言宗の寺院となります。

本来、真言宗は戒律が厳しく、女性が寺院に入ることは許されていません。しかし、室生寺は桂昌院とのつながりができたことから特別に女人の参拝が許され、これ以後、女人高野と呼ばれるようになりました。桂昌院は室生寺を独立させるだけでなく、堂宇を修理するための寄付も行っています。

1964年には真言宗豊山派から独立し、真言宗室生寺派の大本山になりました。

参拝者が絶えない
室生寺の魅力

室生寺は室生寺山中にある寺院で、奈良市内からも距離があります。それでも、参拝者が途切れることはありません。この項では、そんな寺院の魅力をご紹介しましょう。

平安・鎌倉時代の仏像群

室生寺の金堂・弥勒堂・本堂には、平安時代や鎌倉時代に作られた仏像が複数安置されています。いずれも国宝や重要文化財に指定されている逸品です。中でも本尊の釈迦如来像は国宝に指定されており、衣に刻まれた独特の衣紋(いもん)は室生寺様式(漣波式)と呼ばれています。また、本堂に安置されている如意輪観音菩薩像は日本三大如意輪として有名です。

春のシャクナゲ

シャクナゲ(室生寺)

境内に咲くシャクナゲ

室生寺は、シャクナゲの名所としても有名です。毎年4月上旬になると、境内のあちこちに見事な大輪の花が咲きます。五重塔付近は特にシャクナゲが密集しており、歴史ある建物との組み合わせも美しいものです。この時期は桜も咲きますので、気候によっては桜とシャクナゲが同時に楽しむことができます。

秋の紅葉

紅葉(室生寺)

見事な紅葉

室生寺は、秋の紅葉も見事です。特に鎧坂の下から見上げる紅葉は絶品で、シーズンにはたくさんの参拝客がここで足を止めて紅葉に見入ります。この時期はライトアップも行われるので、昼間だけでなく夜間の拝観も可能です。夜の紅葉や堂宇も風情があります。

ページへ

そのカテゴリーで訪れる価値のある場所
遠回りしてでも訪れる価値のある場所
そのために旅行する価値のある場所