六波羅蜜寺(祇園)
?評価について

京都 六波羅蜜寺
重要文化財を豊富に所蔵する
おみくじが名物の寺院

京都市東山区祇園から少し下った場所にある六波羅蜜寺は、空也上人(くうやしょうにん)が開山した真言宗智山派の寺院です。空也上人像をはじめ、重要文化財指定に指定されている木像を多数所蔵していることで知られています。お寺のおみくじは全て手書きで書かれており、内容も充実していると評判です。

この記事では、六波羅蜜寺の見どころや魅力・ご利益・アクセス方法などをご紹介しましょう。

01. 六波羅蜜寺の
御利益

六波羅蜜寺は、現世利益を求める参拝客がたくさん訪れる寺院です。この項では、寺院のご利益をご紹介しましょう。

  • 縁結び
  • 家内安全
  • 心願成就(願い事が叶う)
  • 金運向上

02. 念仏道場だった
六波羅蜜寺の歴史

弁財天堂と本堂(六波羅蜜寺)

弁財天堂(左)と本堂(右)

六波羅蜜寺は、951年に市聖(いちいひじり)として知られる空也上人によって開山されました。開山当初の名は西光寺といい、十一面観音像を祀る念仏道場だったと伝えられています。

空也上人が六波羅蜜寺を開山した頃、京都には疫病がまん延していました。空也上人は念仏を唱えながら本尊の十一面観音像を引きまわし、病気で苦しむ人たちにお茶を振舞って看病したそうです。これによって、多くの民衆が救われたといいます。

963年、空也上人は当時葬送の地であった鴨川の岸辺に600人の僧を集めて大般若供養会を行いました。これをもって、西光寺が念仏道場から寺院になったという説もあります。

空也上人の死後、後を継いだ中信上人(ちゅうしんしょうにん)が寺院を天台別院とし、寺院は大いに栄えました。六波羅蜜寺という名前になったのもこの頃です。ちなみに六波羅蜜とは仏教用語の一つで、生きながら悟りを開くための六つの修行を意味します。

六波羅蜜寺は江戸時代まで大伽藍を有していましたが、明治時代に起こった廃仏毀釈の影響を受けて一気に勢いを無くしてしまいました。現存する建物は、本堂・弁財天堂・宝物収蔵庫などごく一部です。しかし、人々の信仰が衰えることはなく、今も毎日たくさんの拝観者が訪れています。

03. 信仰を集め続ける
六波羅蜜寺の魅力

六波羅蜜寺は現在、パワースポットとしても注目を集めています。この項では、六波羅蜜寺の魅力についてご紹介しましょう。

手書きのおみくじ

六波羅蜜寺は四柱推命おみくじという手書きのおみくじが有名です。一般的なおみくじはランダムに選んだ番号によって吉凶を判じますが、六波羅蜜寺のおみくじは生年月日によって占われます。1枚のおみくじで1年の運勢をうかがい知ることができ、「生活の指針になる」と毎年訪ずれる人も多いですよ。手書きなので読みにくいですが、解説書も一緒に渡されるので読み解く楽しさもあります。ただし、13歳以下と88歳以上は占えないということなので注意してください。

縁結びのご利益がある本尊

波羅蜜寺は、国宝に指定されている十一面観音菩薩立像を本尊としています。通常公開されているのは本尊と同じ形に作られている仏像です。この仏像はお前立と呼ばれています。本尊は秘仏扱いで、公開されるのは12年に一度、辰年のときだけです。公開期間も33日間と短く、この年は大勢の参拝客が寺院を訪れます。

六波羅蜜寺の十一面観音像には縁結びと夫婦円満のご利益があるといわれていますので、機会があれば本尊の公開日に合わせて寺院を訪れるのもおすすめです。お前立を参拝しても同様のご利益があります。

寺院で授与してもらえる紅白2組1セットの縁結びお守りは、白い方を意中の人に渡すと恋人同士になれるといわれるお守りです。これからステキなご縁に巡り合いたいという方は、白い方を寺院内に納めるようにします。

重要文化財指定の木像

六波羅蜜寺に所蔵されている寺宝といえば口から6体の阿弥陀を吐き出す空也上人像が有名です。その他、鎌倉時代に作られた平清盛坐像(たいらのきよもりざぞう)や地蔵菩薩像をはじめ、仏像なども多数所蔵されています。これらの木像や仏像は宝物収蔵庫に収蔵されていて、いつでも見学可能です。

04. 六波羅蜜寺の
見どころ

現在の六波羅蜜寺の境内は決して広くはありませんが、複数の見どころがあります。この項では、境内の見どころをご紹介しましょう。

重要文化財指定の本堂

本堂(六波羅蜜寺)

本堂

六波羅蜜寺の本堂は南北朝時代に再建されたもので、現在は重要文化財に指定されています。外側には極彩色の彩色が施されており、遠くからでもとても目立つ建物です。内部は古色蒼然(こしょくそうぜん)としていますが、よく見るとかすかに彩色の跡が残っています。

本堂内は参拝者が本尊を拝む外陣と仏像が安置されている内陣があり、内陣が一段低くなっているのが特徴です。内陣にある三つの厨子の真ん中に、ご本尊が納められています。

弁財天堂

弁財天堂(六波羅蜜寺)

弁財天堂

弁財天堂は文字どおり弁財天を祀っているお堂で、鎌倉時代は鎌倉幕府の歴代将軍も参拝に訪れていました。この弁才天は六波羅弁財天と呼ばれ、お正月になると参拝者に稲穂が授与されます。都七福神の一つにも数えられており、参拝者が途絶えることはありません。

弁財天堂の右手奥には地蔵尊を祀るお堂があり、そこには銭洗弁天が祀られています。

重要文化財指定の空也上人立像

空也上人立像は、六波羅蜜寺の開山者である空也上人を象った木像で、鎌倉時代の仏師である運慶(うんけい)の四男、康勝の作と伝わっています。鎌倉時代を代表する実写彫刻で、寺院のシンボル的な像です。口から出ているのは阿弥陀仏で、空也上人が念仏を唱えると言葉が阿弥陀仏になったという逸話に基づいています。

05. 六波羅蜜寺
アクセス情報

住所:京都市東山区五条通大和大路上ル東
電話番号:075-561-6980
拝観時間:8~17時
拝観料:大人600円/中・高・大学生500円/小学生400円
駐車場:なし
交通案内:阪急四条河原町駅から徒歩15分
公式サイトhttp://www.rokuhara.or.jp/

六波羅蜜寺

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