竹林の道(小径)は、嵯峨野の野宮神社と大河内山荘までの間にある竹林の中を通る小道です。テレビや雑誌で京都が特集されるとよく登場するので見たことがある方も多いと思います。手入れされた竹林が道の両脇に続き、凛とした美しさが感じられる場所です。
今回は、竹林の道(小径)の魅力や見どころをご紹介しましょう。
そぞろ歩きを
楽しむ
竹林の道に一歩足を踏み入れると、今まで聞こえていた人の声や車の音が急に聞こえなくなります。その代り、竹林を渡る風の音が心地よく聞こえてきて、落ちついた気分になる場所です。
嵯峨・嵐山一帯は、平安時代から貴族の別荘や庵、皇族の離宮がたくさんありました。古典文学の中にも、嵯峨や嵐山の竹林は登場します。竹林の道は私たちに平安時代の面影を感じさせてくれる場所です。
有名な観光スポットなので、桜や紅葉の時期は混み合います。ゆっくり歩きたいという方は平日の午前中がおすすめです。竹林が日光をさえぎってしまうので夕方は早く暗くなります。街灯が少ないので午後に訪れる場合は早めの方がいいですね。
花灯路を
楽しむ
毎年12月上旬に竹林の道を含む嵐山一帯では、竹林の道では花灯路(はなとうろ)というイベントが行われています。この期間は道がライトアップされ、夜歩きが可能です。ライトアップされた道は幻想的な美しさで昼間とは違った風情が感じられます。竹林の道のライトアップの他にも、生け花プロムナードなどいろいろな催しが開催される初冬の大きなイベントです。
花灯路の期間中は屋台も出店します。夜歩きをしながら軽食を食べるのも楽しいですよ。
竹林の道
アクセス情報
住所:京都府京都市右京区嵯峨小倉山田淵山町
駐車場:専用のものはなし
交通案内:京福電鉄嵐山駅徒歩3分
竹林の道