伊豆山郷土資料館は、熱海の伊豆山神社境内にある資料館です。伊豆山神社の宝物も数多く収蔵・展示しています。伊豆山神社に伝わる宝物は伊豆山地方信仰の歴史を知ることができる貴重な資料であり、仏教美術好きの方にとっては一見の価値ありです。
今回は、伊豆山郷土資料館の魅力や見どころをご紹介しましょう。
伊豆山神社の
宝物を見る
資料館には、県指定文化財の走湯権現立像(はしりゆごんげんりつぞう)や宝冠阿弥陀如来像(ほうかんあみだにょらいぞう)などが展示されています。北条政子が自らの髪の毛で刺しゅうしたと伝わる頭髪曼荼羅(複製展示)は特に有名です。歴史書、吾妻鏡にも曼陀羅にかんする記述があります。どれも、伊豆山地方の信仰の歴史を考えるうえで貴重な資料です。
伊豆山神社は源頼朝が信仰していたことから武将たちの信仰も篤く、貴重な文化財が数多く残されています。神社に詣でてから資料館を見学するのもよいですね。
国立博物館に収蔵品が貸し出されることも多く、その期間は資料館が休館します。
職員から
説明を聞く
資料館では、訪れる時期や時間によっては職員が丁寧な説明をしてくれます。説明付きで展示品を見た方が、より理解も深まると好評です。仏教美術に興味がある方は、時間に余裕を持って訪れると説明をじっくりと聞けます。
伊豆山郷土資料館
アクセス情報
住所:静岡県熱海市伊豆山708-2 伊豆山神社境内
電話番号:0557-80-4252
開館時間:9~16時
休館日:水曜日(祝日除く)12月28日・1月4日 臨時休館あり
入館料:大人150円 中・高生100円
駐車場:神社入り口、837段の階段下にあり
交通案内:JR熱海駅より伊豆山社行バス乗車、伊豆山社下車徒歩7分で神社参道入り口に到着
公式サイト:http://www.city.atami.shizuoka.jp/page.php?p_id=625