箱根海賊船は、芦ノ湖を一周することができる遊覧船です。外国の戦艦をモデルとしたロワイヤルⅡ・ビクトリー・バーサの3隻が運行されていて、船内には海賊の格好をした人形や大砲の模型などが飾られています。
今回は、この箱根海賊船の魅力や楽しみ方をご紹介しましょう。
海賊船で楽しむ
湖周遊の旅
芦ノ湖には、海賊船と遊覧船の2つの周遊船があります。今回は海賊船ならではの魅力や特徴をご紹介しましょう。
芦ノ湖を船で巡る旅
箱根海賊船は芦ノ湖を40分かけて巡る周遊船です。寄港する港は3つあり、どの港でも乗り降りすることができます。船に乗り続けて湖を一周するのも、どこかの港で船を下りて周辺を観光して再び乗船することも自由です。芦ノ湖周辺には観光施設もたくさんあるので、観光したい場所によって乗船計画を立ててみてください。
ファンタジックな船の魅力
箱根海賊船は、フランスやイギリスの戦艦をモデルにしたファンタジックな外観をしています。芦ノ湖にはオーソドックスな遊覧船もありますが、子どもにはこちらに乗船した方がよい思い出になること間違いなしです。また、また、船ごとに特別船室があり、追加料金を払えば特別展望台に上がることもできます。
個性的な
3隻の海賊船
箱根海賊船では、現在3隻の海賊船が運航しています。ここでは、その特徴をご紹介しましょう。
海賊姿の船員もいるバーサ号
バーサ号は平成3年に就航した2番目に歴史ある海賊船です。モデルはスウェーデン王室の船とのこと。この船には海賊の格好をしたキャプテンが船内を巡回しているので、一緒に写真撮影をしてもらうのもおすすめです。また、ロワイヤルⅡ号と同じく海賊の人形も設置されていて、こちらとも記念撮影ができます。
イギリスの船がモデル ビクトリー号
ビクトリー号は平成19年に就航しました。イギリスの軍艦、ビクトリア号がモデルの船です。黒地に金の装飾が落ち着いた雰囲気を感じさせます。展望スペースが広く取ってあり、気候がよい時期はずっと外にいる人も多いとか。この船のクルーは普通の船員の格好をしています。
最も歴史ある船 ロワイヤルⅡ号
ロワイヤルⅡ号はフランスの戦艦ソレイユ・ロワイヤル号をモデルとした船です。就航は昭和62年と最も古く、赤と白の船体は遠くからでもよく目立ちます。船内にはバーサ号と同じように海賊の人形が設置されていますので、一緒に写真撮影をしてみてはいかがでしょうか。
見どころたくさん
海賊船の航路
海賊船は3つの港に寄港します。ここでは、それぞれの設備や周辺の観光施設などについてご紹介しましょう。
芦ノ湖の最南端 箱根町港
箱根町港は芦ノ湖の最南端にある港です。箱根駅伝の往路ゴールと復路スタートになっていることでも知られていますね。近くの見どころは箱根駅伝ミュージアムです。伝統のたすきや今まで代表になった大学のユニフォームなどが展示されています。近くには箱根駅伝の碑もありますので、ファンの方はぜひ足を運んでみてください。この港には150台の無料駐車場があるので、車で芦ノ湖を訪れる方はここが最も使いやすい港です。
芦ノ湖の玄関口 元箱根港
元箱根港は芦ノ湖の玄関口としてバスターミナルがあります。観光バスや他県からの高速バスなどは、ここが発着所となっていることがほとんどです。周囲には平山郁夫の作品を収蔵している成川美術館があります。食事処もたくさんあるので、お昼を食べる場所としてもおすすめです。ただし、無料駐車場が小さいので注意してください。
大湧谷観光の出発点 桃源台港
桃源台港には近くに箱根ロープウェイの駅があるので、そこから大湧谷観光に出発することも可能です。朝一番の海賊船に乗って桃源台港で下船し、大湧谷に向かう方もたくさんいます。ただし、大湧谷は火山活動のために入場が制限されることもあるので、事前に調べてから向かってください。
箱根海賊船
まとめ
いかがでしたか? 今回は箱根海賊船の魅力や楽しみ方をご紹介しました。芦ノ湖は箱根を代表する観光スポットですので、周囲に観光施設にもたくさんあります。船に乗ってそれらを巡るのもおすすめです。
箱根海賊船
アクセス情報
住所:桃源台港 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根164
箱根町港 神奈川県足柄下郡箱根町箱根161
元箱根港 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根6-40
電話番号:0460-83-722 (乗船にかんする問い合わせ)運賃や時刻表は公式サイトをご覧ください
交通情報:箱根湯本の駅より、それぞれの港に向かうバスが出ています。
公式サイト:http://www.hakone-kankosen.co.jp/index.php