箱根旧街道とは、江戸時代に整備された箱根湯本から元箱根へ至る山道のことです。当時は東海道きっての難所で「箱根の八里越え」と呼ばれていました。杉並木は1618年に箱根宿が設けられた時に、幕府の命令で川越城主、松平正綱が杉を植林して造ったと伝えられています。唱歌箱根八里の中に「昼なお暗き杉の並木」という一節がありますが、これは箱根旧街道の杉並木のことです。現在は元箱根から恩賜箱根公園までの約500mの区間に杉並木が残っており、自由に散策することができます。
旧街道の雰囲気を
味わう
現在、杉並木は国定史跡として保護されています。樹齢400年を超える杉の大木が道の両側にずらりと並んだ光景は圧巻です。杉の枝葉のおかげで昼でも日があまり差さないので、ひんやりと薄暗い街道の雰囲気は江戸時代と同じ。江戸時代の旅人になったつもりで、杉並木を歩いてみるのもおすすめです。恩賜公園から少し歩くと、復元された箱根関所もあります。
森林浴を
楽しむ
緑の中を歩くと、ストレス発散の効果があるといわれています。箱根旧街道は箱根の中でも穴場的スポットなので、行楽シーズンでも混雑することはあまりありません。杉並木以外の箱根旧街道も、ハイキングコースとして整備されています。食べ物や飲み物をもって森林浴がてらハイキングを楽しんでみませんか?
箱根旧街道 杉並木
アクセス情報
住所:神奈川県足柄下郡箱根町箱根
問い合わせ:0460-85-7601(箱根町 生涯学習課)
交通案内:箱根湯本駅より「箱根町行」バス乗車「箱根支所前」下車
駐車場:近辺のコインパーキングなどを利用してください。
公式サイト:https://www.hakone.or.jp/520
箱根旧街道杉並木