稲村ケ崎は由比ガ浜と七里ガ浜の間の一帯です。昔は良質な砂鉄が取れる場所として名高く、製鉄も行われてたと伝えられています。海水浴場もありましたが、2003年に砂の流出が激しいことを理由に閉鎖されました。現在海岸一帯は鎌倉海浜公園稲村ガ崎地区として整備され、富士山と夕日の絶景スポットとして知られています。
今回は、稲村ケ崎の魅力や見どころをご紹介しましょう。
富士山や
夕日を望む
稲村ケ崎は、かながわの景勝50選と関東の富士見100選に選ばれています。晴れた日には江ノ島の向こうに富士山が望め、まるで一服の絵のような美しさです。
晴れていればいつでも絶景が望めます。特におすすめなのが夕刻です。江ノ島方面へ太陽が沈んでいき、海岸沿いの道路を通る自動車のライトが明るくなっていく光景はとてもロマンチック。デートコースの仕上げに立ち寄る方も最高です。
富士山は夏よりも冬の方が空気が澄んで良く見えます。海風が冷たいので防風対策をしっかりとして行くといいですね。
夜景や
花火を見る
夕日の美しさに比べるとあまり知られていませんが、稲村ケ崎は夜景も美しい場所です。海岸から江ノ島の夜景を海越しに望めます。沈んでゆく夕日を見て、そのまま夜景観賞をして帰るといのもおすすめ。
毎年10月に行われるふじさわ江ノ島花火大会も、望むことができます。花火大会の日の江ノ島海岸周辺の混雑ぶりは大変なものです。稲村ケ崎まで来ればゆったりと観賞できます。秋も深まる時期なので少し厚着をしていくといいですね。
鎌倉唯一の
天然温泉を楽しむ
海浜公園から国道134号線をはさんですぐの場所に、鎌倉唯一の天然温泉施設の稲村ヶ崎温泉があります。炭酸水素塩泉で、とろっとした黒湯が特徴です。
規模は小さいのですが内湯と露天風呂とサウナがあり、レストランも併設されています。21時まで営業しているので、海に沈む夕日を眺めた後お風呂に入って帰るというのもおすすめです。
18歳未満の方や水着着用のままで訪れる人は入場できません。特に、18歳未満の方は保護者同伴でも入場できませんので要注意です。
稲村ヶ崎
アクセス情報
住所: 神奈川県鎌倉市稲村ガ崎3丁目
駐車場:なし(付近のコインパーキングを利用)
交通案内:江ノ島電鉄稲村ヶ崎駅から徒歩5分