観音堂(浅草)
?評価について

浅草 観音堂
美しい大天井画で知られる
浅草寺の本堂

観音堂は浅草を代表する寺院、浅草寺の本堂です。浅草寺の本尊である聖観音菩薩像が祀られていることから、観音堂とも呼ばれています。現在の本堂は1958年(昭和33年)に再建されたものです。1年を通して参拝客が絶えることはなく、内部には天井画をはじめとして見どころがたくさんあります。

この記事では、観音堂の歴史や見どころをご紹介しましょう。

建立は江戸時代
観音堂の歴史

日本庭園から望む観音堂(観音堂)

日本庭園から望む観音堂(本堂)

浅草寺の歴史は古く、平安時代末期には七堂伽藍が建立されて人々の信仰を集めていました。1649年、三代将軍徳川家光の命によって再建された際に、現在の観音堂と同じ形の本堂が建立されます。この本堂は近世に建立された大型寺院本堂の代表的な建造物として、戦前は国宝に指定されていました。しかし、1945年に起きた東京大空襲でこの本堂は全焼してしまいます。

1958年(昭和33年)、信仰者の寄付によって浅草寺の本堂は焼失した本堂(旧堂)と同じ形で復元されました。鉄筋コンクリート製である他は、ほぼ旧堂と同じ造りになっています。

2009年から2010年にかけて本堂では平成本堂大営繕が行われ、屋根がチタン成型瓦に変わりました。往年の鮮やかさを取り戻した本堂は、現在も多くの参拝客が訪れています。

秘仏を祀る
観音堂の見どころ

観音堂内部は秘仏の本尊が安置されている御宮殿(ごくうでん)をはじめ、見どころが豊富です。この項では、観音堂の見どころや魅力をご紹介しましょう。

安置されている仏像

観音堂内には本尊の聖観音菩薩像をはじめ7体の仏像が安置されており、秘仏である本尊以外はすべて公開されています。中でもお前立本尊(秘仏の代わりに公開されている仏像)は浅草寺を本格的な寺院とした僧侶、円仁の作と伝わるものです。聖観音像の他には、脇侍(わきじ)として不動明王・愛染明王・帝釈天・梵天が祀られており、後堂には裏観音と呼ばれる観音菩薩像がお祀りされています。

仏像が安置されている御宮殿

仏像が安置されている豪華な厨子(ずし)を御宮殿(ごくうでん)といいます。秘仏が安置されている御宮殿は中国風で、三方軒唐破風千鳥破風付(さんぽうのきはふちどりはふつき)という鎌倉時代末期の形式です。

高さ6m・間口4.5mのかなり大きなもので、内部は上下に二つの間があります。使われている尾州檜(ビシュウヒノキ)は約100石で、総金箔押しの豪華な造りです。

内陣と外陣の天井画など

観音堂内で仏像が安置されている場所を内陣、その外側を外陣といいます。内陣の天井には龍と鳳凰の画が描かれており、外陣に描かれているのは龍之図と天人之図です。龍之図は川端龍子(かわばたりゅうし)、天人之図は堂本印象(どうもといんしょう)によって描かれました。観音堂では外陣から内陣の仏様を参拝する形なので、外陣の天井画ははっきりと見ることができます。

外陣に吊る下がっているちょうちんは、東京新橋組合から寄贈されたものです。観音堂正面の額は空襲の被害を免れた江戸時代のもので、施無畏(せむい)と書かれています。施無畏とは、観音の功徳を表わし不安や恐怖を取り除くという意味です。江戸時代中期、幕府の儒官(儒学の教授職)であった深見玄岱(ふかみげんだい)の筆と伝わっています。

観音堂
アクセス情報

住所:東京都台東区浅草2丁目3-1
電話番号:03-3842-0181
拝観時間:6~17時
駐車場:周辺のコインパーキングを利用
交通案内:東京メトロ銀座線浅草駅より徒歩5分
公式サイトhttp://www.senso-ji.jp

浅草寺

ページへ

そのカテゴリーで訪れる価値のある場所
遠回りしてでも訪れる価値のある場所
そのために旅行する価値のある場所