寄木細工とはさまざまな種類の木を組み合わせ、色合いの違いを利用して模様を描く木工技術です。箱根は日本で唯一の寄木細工の産地であり、200年以上にわたって伝統の技が伝えられてきました。本間寄木美術館では、伝統工芸士の本間昇氏が集めた寄木細工や象嵌細工のコレクションを展示しています。また、寄木細工や象嵌細工の職人の仕事を見学できるコーナー。寄木細工の体験教室もあります。
今回は、本間寄木美術館の見どころをご紹介しましょう。
受け継がれる
伝統工芸
寄木細工は、日本では唯一箱根だけで作り続けられてきた伝統工芸品です。本間寄木美術館では、江戸時代後期から昭和初期に作成された寄木細工が500点以上収蔵されています。一度に展示される数は200点ほどですが、年に数回の展示替えがあるので、興味のある方は何度も足を運んでみてください。重箱やひな人形など他では見ることのできない逸品もあります。昔の職人の技術をじっくりと観賞してください。
本間氏の仕事も
見学可能
本間寄木美術館の館長、本間昇氏は自身も寄木細工の職人です。美術館に隣接した工房では、本間氏の仕事ぶりを見学したり作品を見ることができたりします。その職人技に目が釘付けになることでしょう。また、売店では寄木細工の購入もできます。お土産にお気に入りの逸品を選んでみてください。
寄木細工の
体験ができる
工房では、予約をすれば寄木細工の体験もできます。自分の手で伝統文様の寄木細工のコースターを作ってみてください。自分で作ることで寄木細工への理解も深まります。お子様も参加できますので、伝統工芸に触れるきっかけ作りとしてもおすすめです。
本間寄木美術館
アクセス情報
住所: 神奈川県足柄下郡箱根町湯本84
電話番号:0460-85-5646
営業時間:9~17時(入場は16時30分まで)
入館料:大人500円・子ども300円
定休日:元日(臨時休業あり)
駐車場:あり
交通案内:小田原駅より箱根登山鉄道に乗車、入生田駅下車徒歩8分
公式サイト:http://www.yoseki-honma.com/