大仏切通
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大仏切通
古道の面影を強く残す
山の道

大仏切通は、長谷にほど近い鎌倉七切通の一つです。同じく七切通の一つである化粧坂切通と同じように古道の面影を強く残した山道で、葛原岡・大仏ハイキングコースの一部にもなっています。やぐらという中世のお墓が残っている場所としても有名です。

今回は、大仏切通の魅力や見どころをご紹介します。

昔ながらの
古道を歩く

切通というのは、山や丘を掘削して作った狭く急な坂道です。平地が少ない鎌倉では、よその土地へ向かう交通の要所でもありました。現在は、切通の多くが整備されて普通の道と変わらなくなっています。大仏切通は数少ない昔の面影を色濃く残す未舗装の道です。

大仏切通はバス停、火の見下付近から入るルートと、大仏トンネルの手前から入るルートがあります。分岐がほとんどないほぼ一本道ですが、ヒールのある靴やサンダルでは通れません。草深い場所でもあるので、夏でも薄手の長袖がおすすめです。

火の見下から大仏切通に入ると、大仏トンネル付近で葛原岡・大仏ハイキングルートに繋がります。そのまま進めば源氏山を経由してきた鎌倉方面へ抜けられますので、足に自信のある方は歩いてみるのもおすすめです。

中世の墓所
やぐらを見る

バス停、火の見下から大仏切通に入ると、すぐに火の見下やぐらがあります。やぐらというのは中世の墓所です。平地が少ない鎌倉では、山の斜面に穴をあけてその奥に供養塔や骨を治める形の墓所がよく作られました。

火の見下やぐらは、斜面の中腹にいくつも開いた穴を見ることができます。穴の周囲はクマザサが茂り、近くまで行くことはできません。それでもやぐらの雰囲気は十分に感じられます。

大仏切通
アクセス情報

住所:神奈川県鎌倉市笛田・常盤
駐車場:なし
交通案内:江ノ島電鉄長谷川駅から徒歩20分・JR横須賀線鎌倉駅より藤沢行バス乗車、火の見下下車、徒歩2分

大仏切通

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