ペリー艦隊来航記念碑は、静岡県下田市を流れる稲生沢川の河口付近に建つペリー提督の来航を記念して建てられた記念碑です。下田は1854年に函館と共に日本で一番最初に開港された場所。ペリー提督は、下田の了仙寺にて日米和親条約の細則付加条約である下田条約を締結するために来航しました。現在では、来航記念碑の傍に日米交流150周年記念にアメリカ大統領から送られたメッセージプレートも建てられています。
穏やかな顔の
ペリーの胸像
ペリー艦隊来航記念碑は、1854年に下田へペリー提督が条約締結のために来航したことを記念して、1966年に建立されました。ペリー提督の胸像と記念碑が一体となった作りとなっています。今に伝わっているペリー提督の写真や肖像画は厳しい顔つきです。しかし、来航記念碑として立つ胸像は穏やかな表情をしています。なぜ、穏やかな顔のペリーの胸像が建立されたのか、詳しいことは伝わっていません。この穏やかな表情に親近感を覚える方も多く、絶好の撮影スポットにもなっています。
追加された
記念碑とともしび
日米和親条約の細則付加条約である下田条約が可決された後、下田には米国人が逗留して地元の方々と交流をするようになりました。下田は日米交流発祥の地でもあります。そのため、2004年にはペリー艦隊来航記念碑のすぐそばに、日米交流150周年を記念するジョージ・ブッシュ大統領のメッセージが刻まれたプレートが建てられました。プレートの下には、ペリー生誕の地であるロードアンランド州ニューポートから送られたともしびも焚かれています。追加された記念碑は日米交流の歴史の積み重ねの結果です。日米のきずなの強さも感じられます。
ペリー艦隊来航記念碑
アクセス情報
住所:静岡県下田市3丁目
駐車場:あり
交通案内:伊豆急行下田駅から徒歩15分
ペリー艦隊来航記念碑