青木ヶ原樹海は富士山の北西山麓、西湖周辺に広がる溶岩の上に形成された原生林です。約1,200年前に誕生した比較的若い森で、国の天然記念物に指定されています。自由に樹海内を散策することはできませんが、整備された林道を歩いてトレッキングを楽しんだり、溶岩が作り出した洞窟を見学できる人気観光スポットです。
今回は、青木ヶ原樹海の魅力や見どころ・アクセス方法などをご紹介しましょう。
トレッキングを
楽しむ
青木ヶ原樹海の中は林道が整備され、トレッキングを楽しむことができます。コースはいくつかありますが、日帰りなら70分から90分程度で周れるコースがおすすめです。樹海内は案内板が多く、道に迷うことはまずありません。ただし、林道から外れないように要注意です。
樹海の中には様々な鳥や動物が生息し、珍しい植物も生育しています。これらが見られる場所にも案内板が立っているので、足を止めて周囲を見回してみるといいですね。
樹海ではガイドによるトレッキングツアーが行われています。スタンダードなツアーの他、早朝や夜間など個人では難しい時間帯にトレッキングを行うツアーもありますので、より樹海の自然を堪能したいという方におすすめです。
洞窟を
見学する
樹海の中には、溶岩が作り出した洞窟がたくさんあります。その中のいくつかは観光用として整備され、見学可能です。こうもり穴・竜宮洞窟・富岳風穴・鳴穴風穴などが有名で、観光シーズンには見学待ちの行列ができることも珍しくありません。
洞窟はコウモリの繁殖場所であったり、人々が貯蔵庫として利用してきたりしました。洞窟の歴史を知っていると、見学がより楽しくなります。公式サイトがある洞窟は事前に目を通しておくといいですね。洞窟の周囲の売店ではオリジナルグッズを買うこともできます。
青木ヶ原樹海
アクセス情報
住所:山梨県南都留郡
駐車場:あり
交通案内:JR河口湖駅から西湖・青木ヶ原周遊レトロバス乗車、西湖コウモリ穴下車徒歩すぐ