箱根湿性花園は箱根の仙石原に位置し、川や湖沼などの水湿地に生育している植物を集めた日本でただ一つの育成植物園です。園内には日本各地の湿地帯・草原や林・高山に生息している植物約1,100種に加え、外国の植物も500種ほど集められています。
今回は、箱根湿性花園の魅力や特徴・見どころなどをご紹介しましょう。
ここにしかない
湿生植物園の魅力
箱根湿性花園は、他の植物園とは異なり水湿地に生息している植物が主に集められています。ここでは、その魅力や特徴をご紹介しましょう。
湿地の植物の多彩な世界
箱根湿性花園には、約1,700種類の植物が展示されています。四季を通じて花が咲いていて、その多彩さに驚く方もいるとか。天然の水湿地が少なくなった現在、花園以外ではあまり見られなくなった植物もあります。
車いすでも見学可能
箱根湿性花園の遊歩道は幅も広く、車いすでも見学可能です。また、園内では車いすの貸し出しも行っています。水湿地は足場の悪いところも多いので、体の不自由な方も問題なく見学できる施設はわずかです。
要チェック
園内の見どころ
箱根湿性花園は広く、見どころもたくさんあります。ここでは特に要チェックのポイントをご紹介しましょう。
仙石原湿原への理解が深まる展示室
展示室では、箱根湿性花園がある仙石原湿原の歴史や生息している動植物をパネルや大型水槽、映像などで紹介しています。これを見れば、園外に生息している植物への理解も深まることでしょう。帰り際に周囲の植物を観察してみるのもおすすめです。
植物観察ができる木道の散策路
箱根湿生花園では、散策路に沿って植物観察ができるようになっています。植物は低地に生える物から高地に生える物の順に植わっているので、植物相の変化も必見です。植物には種類ごとに名札が付けられていますので、図鑑やパンフレットがなくても大丈夫。
季節の花々の魅力
箱根湿性花園では、季節ごとにいろいろな花を見ることができます。ミズバショウやハナショウブといったポピュラーなものもあれば、コマクサやニッコウキスゲといった中々見ることのできないものも豊富です。ぜひ見たい花がある場合は、開花時期を調べて足を運んでみてください。
箱根湿性花園
まとめ
いかがでしたか? 今回は箱根湿性花園の魅力や特徴についてご紹介しました。湿原の花が見られる場所は全国にありますが、日本中の湿原植物を見ることができる施設はここだけです。貴重な植物もたくさん展示されているので、植物に興味がある方はぜひ足を運んでみてください。
箱根湿性花園
アクセス情報
住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原817番地
電話番号:0460-84-7293
営業時間:9~17時
定休日:12月~3月19日までは閉園
入園料:大人700円 小学生400円
駐車場:あり
交通情報:強羅駅から箱根湿生花園行きのバスの乗車、終点で下車
公式サイト:http://hakonekanko.com/