東寺 教王護国寺(京都)
?評価について

京都 東寺
日本一の五重塔が出迎える
世界遺産の寺院

京都駅から歩いてすぐの東寺は、正式名称を教王護国寺といい、京都を代表する人気観光スポットの一つです。京都のシンボル的存在である五重塔があり、桜や紅葉の名所としても知られています。

この記事では、そんな東寺の歴史や見どころスポット・主な行事などをまとめてご紹介しましょう。毎月21日に行われている弘法市をはじめ、イベント情報についても解説しています。

この記事を読むことで、東寺の魅力・見どころポイントがわかり、東寺観光をさらに楽しめるようになります。

01. 東寺の建立・荒廃と
再建の歴史

五重塔で有名な東寺には、どのような歴史があるのでしょうか? 建立から現在までの主なエピソードをご紹介します。

平安遷都とともに建立された官寺

東寺は、唯一残る平安京の遺構です。1200年近く前に、平安遷都とともに国立の寺院として建てられました。同時期に西寺も建立されていたと伝えられていますが、西寺は律令体制が衰退するなかで衰亡し、東寺だけが残っています。

東寺の荒廃

平安時代が終わりに近づくにつれて、朝廷の財源も失われるとともに東寺の姿も朽ち果てていきました。空海に帰依する文覚(もんがく)上人が東寺の再興に動きましたが、東寺は何度も戦乱に巻き込まれます。山城国一揆で伽藍が焼失し、その後100年、再建されることはありませんでした。

再建、そして未来への扉が開く

荒廃と再興を繰り返してきた東寺は、100年以上という長い歴史をかけて現在の形となります。1603年に豊臣秀頼によって復興が実現し、ほとんど元の姿を取り戻しました。その後、五重塔が落雷によって焼失しますのが、徳川家光が五重塔を寄進。1965年には、社会の要望によって、固く閉ざされていた金堂・講堂の扉が開かれました。

1994年に世界遺産として登録

1994年、世界遺産条約により、古都京都の文化財としてユネスコ世界文化遺産に登録されました。多数の国宝・重文を有することから、歴史的・文化的価値があると判断されたのです。

02. 世界遺産、東寺の
見どころポイント

東寺にはたくさんの見どころポイントがあります。実際に足を運ぶ前に、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか?

南大門

東寺 南大門(京都)

重要文化財 南大門

1601年に三十三間堂の西門として建てられたものを、1895年に東寺の南大門(なんだいもん)として移築したものです。九条通に面する東寺の正門で、東寺の門の中で最も大きく、幅約18m・高さ約13mあります。桃山建築の特色がうかがえる豪壮な造りが特徴です。

鎮守八幡宮

鎮守八幡宮(ちんじゅはちまんぐう)は東寺創建に際し、王城鎮護を願って祀られました。安置されている僧形八幡神像と女神像二尊は、弘法大師空海が一本の霊木から彫ったものと伝えられ、我が国最古の神像として知られています。1868年に南大門や八島社とともに焼失しましたが、1992年に再建されました。

灌頂院

灌頂院(かんじょういん)は、弘法大師空海が修行した唐の青龍寺にならい、843年ごろ建立されました。灌頂道場としては最大規模のものです。通常は非公開となっています。

五重塔

東寺 五重塔(京都)

京都のシンボル的存在の五重塔

五重塔(ごじゅうのとう)は、826年、弘法大師空海が金堂に続いて創建に着手した建物です。存命中の完成はかなわず、没してから約50年後に完成しました。高さは54.8mで、木造塔としては日本一の高さを誇ります。創建後何度も焼失し、現存のものは1644年に徳川家光により再建されたものです。

金堂

東寺 金堂(京都)

東寺の中心的堂宇である国宝 金堂

東寺の創建の際、最初に建てられたのが金堂です。1486年の土一揆(どいっき)で焼失し、その後一世紀近く再建されませんでした。現存の金堂は豊臣秀吉によって再建されたもので、国宝に指定されています。

講堂

東寺 講堂(京都)

金堂の北に建つ重要文化財 講堂

講堂(こうどう)は、密教を伝え広めるために建立されました。1486年の土一揆(どいっき)で金堂・南大門などとともに焼失しており、現存するものは焼失から5年後に再建されたものです。金堂が桃山時代、南大門が江戸時代に入ってからようやく再建されたことを考えると、いかに重要な伽藍だったかがわかります。

食堂

東寺 食堂(京都)

講堂の後方に建つ食堂

食堂(じきどう)は、空海没後の9世紀末から10世紀初めごろに創建されたと考えられています。一時期は足利尊氏も当時の食堂に居住していたということです。最初の食堂は1596年の地震で倒壊し、その後200年以上再建されませんでした。現在の食堂は、1934年に再建されたものです。

北大門

東寺 北大門(京都)

国の重要文化財 北大門

北大門(きただいもん)は、鎌倉時代前期に建立され、1601年に補修された八脚門です。東寺の北側の入り口となる大門で、国の重要文化財に指定されています。

宝蔵

東寺 宝蔵(京都)

堀で囲まれた中に建つ宝蔵

創建当初、宝蔵(ほうぞう)には弘法大師空海が唐から授かった密教法具や経巻などが収められていました。1000年と1126年に焼失し、1198年に文覚によって再建されました。宝蔵内の床板は極めて大きなものが使われ、金堂もしくは羅城門の扉を流用したと言われています。

御影堂

東寺 御影堂(京都)

空海が住房としていた国宝 御影堂

御影堂(みえいどう)は、かつて弘法大師空海の住房だった仏堂です。ここで講堂の立体曼荼羅(まんだら)を構成し、指揮をとったと言われています。1390年には、弘法大師を安置するための前堂と中門が増築されました。

大日堂

東寺 大日堂

大日如来像を安置する大日堂

大日堂(だいにちどう)は、東寺の中で最も新しいお堂で、もともとは江戸時代に御影堂の礼拝所として使われていた建物です。その後、桓武天皇・嵯峨天皇を始め足利尊氏などの位牌(いはい)を納める尊牌堂(そんぱいどう)となり、さらに大日如来を本尊としたことで、大日堂となりました。現在は、先祖供養などの回向所となっています。

蓮花門

蓮花門(れんげもん)は、本坊西側、壬生通りに面して建つ八脚門です。鎌倉時代に再建されたもので、東寺にある門の中で唯一国宝に指定されています。「弘法大師空海が最後に出た門」と言わていることでも有名です。

小子房

東寺 小子房(京都)

昭和9年に再建された小子房

小子房(しょうしぼう)は、鎌倉時代に真言密教の修行道場として建てられました。南北朝時代に足利尊氏が都入りした際に、上皇の御所として使用されていたということです。通常は非公開ですが、年に2回、一般公開されます。

03. 学問所でもあった
東寺の塔頭寺院

塔頭寺院とは、大寺院の境内やすぐ近くに造られた小寺院のことです。寺が担う役割を本寺と分担しており、東寺では塔頭寺院が学問所や書庫の役割を担ってきました。今回は、そんな塔頭寺院をご紹介しましょう。

宝菩提院

宝菩提院は、東寺の第三代長官(住職)の亮禅によって創建されました。建物は非公開ですが、境内は散策自由です。三密蔵(さんみつぞう)と呼ばれる経蔵を有していたことで知られており、中は真言聖教の宝庫だったと伝えられています。

宝菩提院 詳細・アクセス情報

観智院

観智院

観智院

観智院は、東寺の勧学院(学問所)として造られた寺院です。通常は非公開ですが、年に何度か特別公開が行われます。見どころも豊富で、中でも国宝に指定されている客殿は必見です。客殿には宮本武蔵の襖絵などが展示されている他、枯山水庭園も臨めます。

観智院 詳細・アクセス情報

04. 東寺で行われる
主な行事

東寺では、年間を通してさまざまな行事が行われています。おすすめの行事をいくつかご紹介しましょう。

たくさんの露店でにぎわう弘法市

東寺の行事として最も注目を集めているのが弘法市です。弘法大師空海のご遺徳を偲んで参拝する人々のために、一銭一服の茶屋を開くようになったのが始まりです。毎月21日に、境内に1,000店近くの露店が集まり、骨董(こっとう)品や古着などを販売する縁日が開催されています。地元の人たちの間では骨董市・弘法さんなどと呼ばれ、古くから親しまれている行事の一つです。職人さんが直々にお店を出している場合も多く、どのような思いで作品を制作したのかなど、直接話を聞くことができます。

毎月開催! がらくた市・手作り市

がらくた市・手作り市は、東寺の敷地内で毎月第1日曜日に行われています。弘法市に比べてアットホームな雰囲気が特徴です。見たこともないようなお皿やアンティークな着物といった京都らしいもの、昭和時代に使われていたレトロな冷蔵庫や扇風機・ミシン台など、さまざまな商品が販売されています。売り子さんとのコミュニケーションを楽しみながら、充実した時間を過ごすことができるのも魅力です。思わぬ掘り出しものがきっと見つかります。

幻想的な光景! 夜桜ライトアップ

春になると、東寺では期間限定で夜桜を観賞することができます。暗闇にやさしく光る桜が、金色に輝く五重塔を幻想的に包み込む姿はまさに圧巻! ライトアップされた不二桜と五重塔を一緒に眺めることができるスポットには、毎年、拝観者が長蛇の列を作って写真撮影を行っています。

05. 東寺の御朱印を
いただく方法

東寺は数々の霊場巡りの札所になっています。祀られている仏様が多いこともあり、御朱印の数も豊富です。

御朱印は全部で9種類!

東寺の御朱印は全部で9種類あります。

  1. 真言宗十八本山:弘法大師
  2. 京都十三仏霊場第12番:大日如来
  3. 洛陽三十三観音第23番:十一面観音菩薩
  4. 西国愛染十七霊場場第8番:愛染明王
  5. 都七福神:毘沙門天
  6. 金堂:薬師如来
  7. 御影堂:不動明王
  8. 観智院:虚空蔵菩薩
  9. 鎮守八幡宮:八幡大菩薩

東寺オリジナルの納経帳(御朱印帳)も販売されています。サイズが大小・デザインが2種類の全4種類です。大は1,500円で普通の納経帳と同じサイズ、小は1,200円で弘法大師の御朱印が入っています。

御朱印は食堂内でいただく

東寺の御朱印は、すべて境内にある食堂(じきどう)内でいただくことができます。1か所しかないため、時間によっては並ぶ必要がある場合も。境内を回る順番を考えて、効率的に御朱印をいただきに行くことをおすすめします。

06. 東寺についての
口コミサイト紹介

東寺に行く前に、実際に行った人たちの口コミをチェックしておきましょう。東寺の口コミをまとめたサイトをご紹介します。

トリップアドバイザー
世界最大級の旅行口コミサイトです。東寺に関する900件以上の口コミが掲載されています。

フォートラベル
実際に訪れた旅行者の口コミを集めたサイトです。200件以上の口コミが掲載されています。

じゃらんnet
日本最大級の宿・ホテル予約サイトです。400件以上の口コミ・100枚以上の写真が掲載されています。

07. 東寺がよくわかる
関連リンク集

真言宗総本山 教王護国寺(東寺)公式サイト
東寺の公式サイトです。境内・歴史の紹介を見ることができるほか、法要や拝観の案内が掲載されています。

京都府ホームページ
京都府ホームページ内の東寺紹介ページです。東寺の成り立ちや見どころスポットが紹介されています。

京都観光情報 KYOTOdesign
京都観光情報満載の「KYOTOdesign」による東寺紹介ページです。周辺マップや写真ギャラリーを見ることができます。

08. 東寺
まとめ

いかがでしたか? この記事では、世界遺産にも登録されている歴史ある寺院、東寺についてご紹介しました。歴史や見どころを知ることで、東寺観光への期待がさらに高まったのではないでしょうか? 京都に行く予定のある方は、ぜひこの記事を参考にして東寺観光を楽しんでください。

09. 東寺
アクセス情報

住所:京都府京都市南区九条町1番地
電話番号:075-691-3325
交通案内:JR京都駅(八条口)下車、徒歩15分/近鉄東寺駅下車、徒歩10分
公式サイトhttp://www.toji.or.jp/

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