馬の背洞門は、城ヶ島にある海蝕洞穴です。海蝕洞穴とは、波が岸壁を長い時間をかけて侵食して作り出した穴のこと。馬の背洞門の場合は、海に突き出た赤羽崎の突端に、ぽっかりと穴が開いています。その奇妙な風景は、一見の価値あり。周囲では磯遊びなども楽しめます。
この記事では、馬の背洞門の見どころや魅力をご紹介しましょう。
馬の背洞門で
天の川を望む
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馬の背のように見える馬の背洞門
馬の背洞門は、城ヶ島のほぼ南端に位置しています。海蝕洞穴の真上の道が馬の背のように見えることが名前の由来です。
1923年までは洞穴が船をくぐることができましたが、関東大震災の時に地面が隆起して現在では洞穴のほぼ全体が海上に出ています。洞穴の上の細い道も昔は通行できましたが、今は崩落の危険があるとして通行禁止です。近くで洞穴の様子を観察したりくつろいだりはできます。
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馬の背洞門から天の川を望む
馬の背洞門は、天の川の観察スポットとしても有名です。晴れていれば、洞門のほぼ真上に天の川が望めます。夕刻に馬の背に行き、夕日と共に天の川を眺めるのもおすすめです。街灯はありますが懐中電灯も忘れずに。
洞門付近で
磯遊びを楽しむ
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馬の背洞門で磯遊び
馬の背洞門付近は、岩礁地帯になっています。干潮時にはあちこちに潮だまりができるので、磯遊びもおすすめです。ただし、冬場は海風が冷たいので要注意。小さな子どもと一緒に磯遊びを楽しむなら春から秋にかけてがよい季節です。
馬の背洞門付近の海岸は城ヶ島ハイキングコースにもなっています。時間があるという方は、磯遊びの後でコースをたどって城ヶ島灯台へ向かい、そこで夕日を観賞するのもおすすめです。
馬の背洞門
アクセス情報
住所:神奈川県三浦市三崎町城ケ島
駐車場:あり(有料)
交通案内:京浜急行三崎口から城ヶ島行バス乗車、城ヶ島下車、徒歩20分ほど
馬の背洞門