鐘山の滝は、忍野八海の近く、ふじさんミュージアムの向い側にある高さ10mの桂川上流唯一の滝です。武田信玄が戦の時にのろしを上げる時間を惜しみ早鐘を打たせた際、あやまって早鐘を滝つぼの中に落としてしまいました。それ以来、滝つぼの中から時折早鐘の音が聞こえてくるという伝説が残っています。
今回は、鐘山の滝の魅力や見どころをご紹介しましょう。
水量豊かな
滝を観賞する
鐘山の滝は落差こそ大きくないものの、水量豊かな2条の水が勢いよく流れ落ちる迫力ある滝です。その昔は鐘ヶ淵と呼ばれており、滝つぼはかなりの深さがあります。水しぶきが太陽の光を反射してキラキラと輝く様子はとても美しく、見飽きることがありません。特に夏は、流れ落ちる涼し気な水が暑さを忘れさせてくれる場所です。
大雨や台風の後はかなり水量が増します。訪れる際は当日だけでなく前日の天気を確認して行くことがおすすめです。
周囲の自然を
堪能する
鐘山の滝は豊かな自然に囲まれています。春になるとピンク色のヤマツツジが咲き乱れ、秋には紅葉が見事です。忍野八海周辺の花や紅葉の名所と美しさでは引けを取りません。近くに休憩ができる東屋もあるので、軽食をもって花見や紅葉観賞をするのもおすすめです。
冬になり雪が降ると、水墨画のような美しさの光景が現れます。水流に勢いがあるので真冬でも滝が凍ることはありません。車で訪れる際はスタッドレスタイヤの装備が必要です。
鐘山の滝
アクセス情報
住所:山梨県富士吉田市上吉田
駐車場:ふじさんミュージアムの駐車場を利用
交通案内:富士急行富士吉田駅よりサンパークふじ行きバス乗車、サンパークふじ下車徒歩すぐ
鐘山の滝