海南神社
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三浦 海南神社
源頼朝が自ら植えた
イチョウが鎮座する

海南神社は三浦半島の総鎮守であり、長らくこの地を治めていた三浦氏の祈願所でもあった神社です。源頼朝が手ずから植えたイチョウが現在も残っていて、ご神木として信仰を集めています。毎年1月15日に奉納されるチャッキラコという舞は、ユネスコの世界遺産にも登録されました。

今回は、海南神社の魅力と見どころ、御利益などをご紹介します。

海南神社の
ご利益

  • 商売繁盛
  • 金運アップ
  • 芸能上達
  • 病気平癒
  • 健康長寿
  • 母乳が出るようになる
  • 海上の安全を守護

武家の信仰篤い
海南神社の歴史

神楽殿(海南神社)

神楽殿

海南神社の歴史は平安時代までさかのぼります。平安時代の中期、藤原資盈(ふじわらすけみつ)という貴族が政治争いに敗れ、この地に一族ごと追放されてきました。藤原資盈はこの地の長になり、海賊などを平定して三浦の地に平安をもたらしたと伝えられています。彼はこの地を治める三浦氏の始祖になり、亡くなった後で神様として祀られました。これが、神社の始まりです。

神社はその後、三浦氏が源頼朝の挙兵を占ったことをきっかけに武家の篤い信仰を集めました。境内には今でも源頼朝が植えたイチョウがご神木として残っています。

神社には、現在でも大勢の方が参拝に訪れますが、力士の参詣だけはありません。これは藤原資盈が天覧試合に負けてから相撲嫌いになったという故事にちなんでいて、かつて昭和の横綱双葉山が参詣を申し出た時は氏子たちが断ったという逸話も残されています。

歴史ある
神社の見どころ

長い歴史を持つ海南神社には見どころや魅力がたくさんあります。今回はその中でも特におすすめをご紹介しましょう。

龍の形をした大イチョウ

海南神社のご神木である大イチョウは、源頼朝が源氏が幕府を開いたことを記念して植えたものです。雄株と雌株があり、樹齢は約800年。三浦市内で一番古い樹木としても知られています。

雄株は龍神の形に見えると評判で、金運と健康のご利益があると参拝者が絶えません。雌株の方は枝の一部が乳房のようにたれさがっていることから母乳がよく出るようになるご利益があり、女性の信仰を集めています。

小正月の奉納舞

毎年1月15日には、小正月の行事として女性たちがチャッキラコという奉納舞を境内で行ないます。チャッキラコは江戸時代に始まった行事です。豊漁・豊作・商売繁盛・家内安全などを祈願し、成人女性の歌に合わせて少女が竹の棒や扇を持って舞い踊ります。

奉納舞は観光客の見学も自由です。当日の境内はかなり混み合いますので、早めに到着しておくとよい位置が確保できます。境内の他、チャッキラコ昭和館・仲崎竜神・花暮竜神・うらり(三浦市民ホール)でも舞が行われますので、興味がある方は要チェックです。

海南神社
アクセス情報

住所:神奈川県三浦市三崎4-12-11
電話番号:046-881-3038
駐車場:あり(数台分)
交通案内:京浜三崎口駅から城ヶ島行バス乗車、三崎港下車徒歩5分
公式サイトhttp://kainan.server-shared.com/

海南神社

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