夫婦木神社姫の宮は、昇仙峡の滝上に位置する神社です。2キロほど離れた場所にある夫婦木神社が男神を祀る神社なのに対し、こちらは女神を祀っています。参拝すれば子宝が授かる神社として有名で、夫婦の参拝者が絶えることはありません。
今回は、夫婦木神社姫の宮のご利益や見どころをご紹介します。
夫婦木神社姫の宮
ご利益
- 夫婦和合
- 子宝授受
- 交通安全(陸・海・空)
- 出世
- 金運アップ
- 縁結び
樹木信仰が始まり
神社の歴史
夫婦木神社姫の宮は、近くにある夫婦木神社の分社に当たる神社です。元々この地には樹齢数百年のヒノキの木があり、ご神木として人々の信仰を集めてきました。このご神木は、昇仙峡に林道が通される際に伐採されてしまいます。伐採された樹木の形が女性性を現す部分によく似ているということでお祀りしたのが、神社の始まりです。
性を象徴する器官をご神体として祀る神社は、全国にたくさんあります。この神社のご神体はその中ではソフトな部類です。大らかな気持ちで参拝すれば、ご利益も篤いと言われています。
大らかに見たい
神社の見どころ
ここでは、夫婦木神社姫の宮の見どころをご紹介します。どれも肩の力を抜いて大らかに見るくらいでちょうどよい物です。
なまめかしい女神像
ご神木の脇には、神功皇后とアメノウズメノミコトの像があります。どちらも大変なまめかしい造形をしているため、大人だけで見るのがおすすめです。
アメノウズメノミコトの像が載っている台座の下には、男性性を象徴する器官が彫られています。これにも子宝を授けるご利益があると言われ、不妊に悩む夫婦の信仰を集めている彫刻です。
左甚五郎の彫刻
拝殿の中には、金櫻神社が火事になったときに運び出したといわれる左甚五郎作の彫刻の一部が飾られています。波を彫ったらしいその彫刻は躍動感にあふれ、一見の価値ありです。
女性性を象徴するご神木
拝殿の中央に鎮座しているのが、樹齢800年のご神木です。この木の根元部分に自然と開いた穴が女性性を象徴する器官に見えるということで、子宝授受のご利益があります。大らかな気持ちで拝んだ方がご利益が篤いため、過度に恥ずかしがらずに拝むのがおすすめです。
夫婦木神社姫の宮
アクセス情報
住所:山梨県甲府市御岳町2041
電話番号:055-287-2222
拝観時間・定休日:不定期なので、事前の確認がおすすめです。
駐車場:あり
交通案内:JR甲府駅より昇仙峡行バス乗車、昇仙峡滝上下車、徒歩5分