宇治橋
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京都 宇治橋
風情ある石畳の歩道が続く
日本三大古橋の一つ

京阪宇治駅からすぐの場所にある宇治橋は、飛鳥時代にかけられた日本最古の橋です。大和国元興寺の僧であった道登(どうと)によって最初の橋がかけられたといわれ、唐橋・山崎橋と共に日本三大古橋としても知られてます。現在の橋は1996年(平成8年)に架け替えられたものです。

この記事では、宇治橋の魅力をご紹介します。

石畳の歩道が
風情ある橋

宇治橋は石畳の歩道を広く取った歩きやすい橋です。欄干は木製で、かつては天皇など位の高い人も渡っていたことから、擬宝珠(ぎぼし)がついています。橋は全長155mで、橋を渡るのにかかる時間はゆっくり歩いても3分程度です。橋の上からは宇治川の美しい川面が臨めます。

橋の守り神を祀る
三の間

三の間(宇治橋)

川に張りだした三の間

宇治橋の上流側には、川に張りだした三の間という空間があります。これは橋姫という橋の守り神を祀る場所です。以前はこの三の間に橋姫を祀る社がありましたが、明治時代に橋姫神社に移されました。川波の音が激しい夜に宇治神社の男神が橋姫の元に通ってくるという逸話が残されています。豊臣秀吉がこの三の間から宇治川の水を汲ませ、茶会に使っていたことでも有名です。

様々な文学の
舞台として登場

宇治川や宇治橋は、日本の古典や歴史書の中にもよく登場します。源氏物語の最後十帖は宇治を舞台に描かれ、宇治十帖という別名を持っていることは有名です。作中に登場する夢浮橋(ゆめのうきはし)は宇治橋がモデルとの説もあり、宇治橋西詰には夢浮橋古蹟という石碑が建っています。

平家物語の中に橋合戦という巻があり、その合戦が行われた舞台が宇治橋です。この話は、平氏に不満を持つ人々が最初に起こした反乱、以仁王の挙兵(もちひとおうのきょへい)をモデルにしています。フィクションとはいえ史実に近い内容で、橋板を外して敵を防いだという記述をはじめ橋に関する描写も豊富です。

宇治橋
アクセス情報

住所:京都府宇治市府道7号線
交通案内:京阪宇治駅を出て徒歩すぐ

宇治橋

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