三島市にある三石神社(みついしじんじゃ)は、大中島町の氏神です。その昔、神社の近くを流れる源兵衛川の川沿いに三石(みついし)という巨大な石があり、その上に稲荷神社を建立したのが始まりといわれています。神社でありながら境内には鐘楼があり、江戸時代にはこの鐘を撞いて三嶋宿の人々に時間を知らせていました。
この記事では、三石神社の魅力や見どころ・行事・アクセス方法などをご紹介します。
ご利益が多い
三石神社の魅力
三石神社は稲荷神社です。豊受姫大神(とようけひめのおおみかみ)を祀った神社で、かつては農業の神様でした。現在は豊かな実りをもたらす神ということで、商売繁盛や大願成就のご利益があるとされています。
三石神社の境内はこぢんまりとしており、普段は無人です。巨石があったという源兵衛川のせせらぎが境内にまで聞こえ、ベンチでくつろいでいるとリラックスした気分になれます。
すぐ近くには桜家(さくらや)という有名なうなぎ屋があるので、参拝後に立ち寄るってみるのもおすすめです。
平和の鐘が響く
除夜祭
三石神社の境内にある鐘は、江戸時代に人々に時を知らせる役目を果たしていました。そのため、時の鐘という名前がついています。梵鐘は太平洋戦争中、軍へ供出されましたが、1950年(昭和25年)に平和の鐘として復興されました。
現在、時の鐘が撞かれるのは大みそかに行われる除夜祭の時のみです。一般の方も大みそかの除夜祭で配布される整理券を受け取れば、鐘を撞くことができます。
賑やかな
七夕夜市
七夕夜市は三石神社で開催される夏祭りです。毎年7月上旬に行われ、神社周囲にある石畳の道には出店がたくさん並びます。昔懐かしいチンドン屋なども出る大変賑やかなお祭りです。17時から20時30分まで開催していますので、会社帰りなどにふらりと立ち寄ることもできます。
三石神社
アクセス情報
住所:静岡県三島市広小路町13-1
駐車場:なし
交通案内:伊豆箱根鉄道三島広小路駅下車、徒歩約1分