山中湖文学の森内にある三島由紀夫文学館は、作家 三島由紀夫の直筆原稿をはじめ貴重な資料を数多く収蔵している資料館です。文学館では所蔵資料の一部を展示している他、三島由紀夫の生涯や作品を知ることができる映像作品を上映しています。
今回は、三島由紀夫文学館(山中湖文学の森)の魅力や見どころをご紹介しましょう。
資料や映像作品を
見学する
文学館では三島由紀夫に関する資料を年代別に展示しており、彼の生涯の軌跡をたどれるようになっています。特に10代の頃に執筆した小説・評論・詩歌などの資料が多く、この文学館で初めて発見された物も豊富です。
この他、彼の死が世間に与えた影響に関する資料や死後に刊行・映像化された作品の資料などが展示されています。その中でも、壁1面に展示された初版本99冊は圧巻です。
館内では映像作品を上映しています。2部制になっていて、第1部が三島由紀夫の生涯と作品。第2部が彼の最後の長編小説である『豊饒の海』を映像化したものです。上映時間は合計54分で、併せて見れば彼の生涯や作品についての理解が深まります。
貴重な資料を
閲覧する
文学館では展示されている物以外にも多数の資料を収蔵していて、当日申し込めば閲覧室で見ることができます。資料には著書・雑誌・紀要等があり、コピーも可能です。
三島由紀夫の直筆原稿や創作ノートなどは事前に申請すれば特別閲覧ができます。コピー資料になりますが、三島由紀夫ファンにとっては一見の価値ありです。閲覧の申し込み方法は公式サイトに記載されています。
三島由紀夫文学館
アクセス情報
住所:山梨県南都留郡山中湖村平野506-296
電話番号:0555-20-2655
開館時間:10~16時30分
休館日:月曜日(祝日除く)・12月29日~1月3日
入館料:大人500円 高大生300円 小中学生100円(徳富蘇峰館と共通券)
駐車場:あり
交通案内:富士急富士山駅から周遊バスふじっ湖号乗車、文学の森公園前下車、徒歩5分
公式サイト:http://www.mishimayukio.jp