龍宝寺
?評価について

大船 龍宝寺
実朝の位牌も祀られている
玉縄北条氏の菩提寺

龍宝寺は、大船にある曹洞宗の寺院です。難攻不落の山城である玉縄城の2代城主北条綱成が建立した香花院(瑞光院)が前身で、1575年に現在地へ移った際に龍宝寺と改名されました。玉縄北条氏の菩提寺であり、源実朝の位牌も祀られています。

今回は、龍宝寺の魅力や見どころをご紹介しましょう。

01. 玉縄城と歩んだ
龍宝寺の歴史

参道(龍宝寺)

龍宝寺の参道

龍宝寺は、玉縄城2代城主北条綱成が香花院という名で建立した寺院です。1575年(天正3)に、4代城主氏勝が3代城主氏繁を弔うために現在の場所に移しました。玉縄北条氏の菩提寺でもあり、綱成・氏繁・氏勝の位牌が祀られています。

龍宝寺が建っている場所は七騎谷といい、鎌倉幕府の3代将軍であった源実朝が公暁に暗殺された後に七騎の武士が実朝の首をもって逃れた場所です。その縁で、北条氏と並んで実朝の位牌が祀られています。

玉縄城は難攻不落の名城でした。秀吉の北条攻めの時も4代城主の北条氏勝は城へ立てこもりますが、龍宝寺の僧侶たちが説得して無血開城したと伝えられています。

その後、北条氏勝は家康の家臣になり下総の国の藩主になりました。寺院は、人々の信仰を集めて今に至ります。

02. 歴史ある龍宝寺の
見どころ

長い歴史を持つ龍宝寺には魅力的な見どころがたくさんあります。今回は、その中の代表的なものをご紹介しましょう。

重厚な山門

山門(龍宝寺)

山門

龍宝寺の山門は、今では珍しくなった茅葺です。龍宝寺は昭和12年まで境内に小学校や幼稚園がありましたが、現在は幼稚園だけが山門のすぐ脇に残っています。

歴史を感じさせる重厚な山門をくぐると本堂までは石畳の参道が続いていて、風情が感じられる場所です。1951年(昭和26年)に発生した火災で本堂は焼け落ちてしまいましたが、この山門は焼け残りました。

再建された本堂

本堂(龍宝寺)

本堂

山門と同じように重厚な造りの本堂は、1951年(昭和26年)に発生した火事で一度焼失しています。その後、1960年(昭和35年)に日本建築史の専門家である大岡實博士の設計を基に再建されました。

本堂の中央には釈迦如来像が祀られ、両脇に文殊菩薩・普賢菩薩が安置されています。

国の重要文化財 旧石井家住宅

旧石井家住宅(龍宝寺)

旧石井家住宅

境内にある旧石井家住宅は、1969年(昭和44年)に移築されたものです。石井家は玉縄北条氏に仕えた地侍の家系で、江戸時代は名主を勤めていました。住宅は本当ならば取り壊される予定でしたが、住職の働きかけもあってここに移築されて自由に見学できるようになっています。

この地方の典型的な豪農の家の作りで、古民家好きには一見の価値ありです。

農家の道具 踏柄臼(ふみがらうす)

踏柄臼(龍宝寺)

踏柄臼

旧石井家住宅の前に踏柄臼が設置されています。踏柄臼は、足で踏んで穀物を脱穀したり製粉したりする臼です。手で回す臼や水車が普及するまでは、臼と言えばこれを指しました。現在では貴重な品です。

03. 龍宝寺
アクセス情報

住所:神奈川県鎌倉市植木128
電話番号:0467-46-2807
拝観時間:8~17時
駐車場:専用のものはなし
交通案内:JR大船駅西口から藤沢方面行バス乗車、植木谷戸下車

龍宝寺

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