釈迦堂切通
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釈迦堂切通
洞門で知られている
史跡の多い古道

釈迦堂切通は、大町にある鎌倉市内同士を結ぶ切通です。鎌倉七切通には含まれていませんが、巨大な岩をくりぬいた洞門が有名で名前は広く知られています。周囲にはやぐらと呼ばれる中世の墓所が点在し、伝説が数多く残る場所です。2012年から通行禁止になってしまい通ることはできません。しかし、大町側の柵の間から洞門は見ることができます。

今回は、釈迦堂切通の魅力や見どころをご紹介しましょう。

岩をくり抜いた
洞門

釈迦堂切通は付近に鎌倉幕府の二代目執権であった北条義時を弔うための釈迦堂があったため、この名が付けられました。釈迦堂切通と言えば、巨大な岩をくりぬいた洞門が有名です。

洞門の内壁にはやぐらと見られる穴が複数開いています。やぐらというのは、山の斜面を利用した墓所のことで鎌倉に多く見られる史跡です。釈迦堂切通の周辺には、いくつものやぐらがあります。洞内のやぐら内部には供養塔が安置され、独特の雰囲気が感じられる場所です。

伝説が残る
やぐら

釈迦堂切通には、日月やぐらと唐糸(からいと)やぐらという2つの有名なやぐらがあります。日月やぐらは、洞門上部西方にあるやぐら群の一つ。やぐら内部の壁面に日輪と月輪と思われる穴があけられている珍しい造りをしています。

唐糸やぐらは、釈迦堂トンネルの東側にあるやぐらです。木曽義仲が源頼朝の元にスパイとして送り込んだ唐糸という女性を閉じこめたという逸話が残っています。現在はぽっかりと空いた穴だけが残り、供養塔などはありません。

釈迦堂切通
アクセス情報

住所:神奈川県鎌倉市大町6丁目8-38
駐車場:なし
交通案内:JR横須賀線鎌倉駅より徒歩30分
※現在通行禁止・復旧未定

釈迦堂切通

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