渡月橋は桂川にかかる橋で、嵐山のシンボル的な存在です。嵐山というと、桂川にかかる渡月橋をイメージする方も多いと思います。橋の歴史は古く、平安時代中期の承和年間に道昌という僧がかけたものが最初です。渡月橋という名は、亀山上皇がこの橋を渡った際「くまなき月の渡るに似る」と感想を述べられたことに由来します。
今回は、渡月橋の魅力やアクセス方法、周辺の見どころをご紹介しましょう。
橋の上から
景色を眺める
渡月橋は欄干が木製のレトロな橋です。阪急電車を使って嵐山を訪れると、まず渡月橋を渡るところから嵐山観光が始まります。橋の上からは嵐山公園の桜や松・嵐山などが見えすから、混み合っていなければ立ち止まって風景を堪能するのもおすすめです。
夕刻になると橋の上から嵐山に沈む夕日が望めます。良く晴れた日は嵐山全体が朱色に染まり紅葉の時期のような美しさです。
紅葉の時期や桜の時期は、橋の上からも絶景が見えます。特に、嵐山公園の桜と嵐山の紅葉は一見の価値ありです。
橋と嵐山を
撮影する
渡月橋自体も、被写体としておすすめです。桂川と渡月橋・嵐山の組み合わせた構図は雑誌やインターネット上でもよく見かけますね。特に秋の紅葉の時期は、嵐山の紅葉と橋を一緒に写真に収めようとする方がたくさん嵐山公園中ノ島地区に訪れてにぎやかです。
毎年春の桜の時期と、初冬の花灯路(はなとうろ)というイベントの時は渡月橋がライトアップされます。川面の方から照らされた橋は、昼間とは違う幻想的な美しさです。普段は日が暮れると橋周辺は暗くなります。夜の渡月橋をきれいに撮りたいという場合はこの時期が最適です。
渡月橋周辺の
おすすめスポット
渡月橋周辺には見どころがたくさんあります。ここでは、その中でも一押しのおすすめをご紹介しましょう。
県道29号線沿いのお店
渡月橋を京福電鉄嵐山方面へ渡ると、お土産屋さんや甘味処・カフェなどが並んだ通りがあります。嵐山の目抜き通りのような場所です。嵐山を代表する寺院、天龍寺の入り口の一つもこの通りに面しています。
食事をしたりお土産を選んだりするには、一番おすすめの場所です。通りをそぞろ歩きするだけで楽しめます。
京福電鉄嵐山駅の足湯
京福電鉄嵐山駅には、ホームに足湯があります。入泉料は200円。オリジナルのタオルがついています。電車を待つ間や観光で歩き疲れたときにおすすめです。ホームは切符を買わなくても入れます。
渡月橋
アクセス情報
住所:京都府京都市右京区嵯峨中ノ島町
駐車場:橋のたもとに市営駐車場あり
交通案内:阪急嵐山線嵐山駅から徒歩5分・京福電鉄嵐山駅から徒歩3分