静岡市清水区にある清水港船宿記念館 末廣は、海道一の親分として知られている清水次郎長が明治時代に営業していた船宿を復元したものです。次郎長は晩年、清水港の発展に尽力しました。記念館では次郎長の功績と共に明治から大正にかけての清水港の姿を知ることができます。
今回は、清水港船宿記念館 末廣の見どころや魅力をご紹介しましょう。
清水次郎長の
晩年の活躍を知る
清水次郎長というと無法者の親分というイメージがありますが、晩年の彼は清水港の発展や子どもの教育に力を尽くしました。記念館の2階では、次郎長が晩年に開いていたという英語塾の様子が人形を使って再現されています。
この他、次郎長ゆかりの品々の展示や次郎長の逸話にちなんだ指まんじゅうなどの販売が行われていて、次郎長ファンならずとも楽しめること間違いなしです。
幕末・明治・大正の
資料を見学する
あまり知られてはいませんが、清水次郎長は山岡鉄舟や榎本武揚と親交がありました。明治維新後、次郎長は江戸幕府の旧幕臣たちが清水で騒ぎを起こさないように心を砕いたと伝えられています。
記念館では明治維新から明治時代・大正時代にかけての郷土民俗資料が展示され、自由に見学可能です。次郎長が日露戦争で活躍した広瀬武夫や小笠原長生と歓談したという2階の座敷が、当時のままの姿で復元されています。
清水港船宿記念館 末廣
アクセス情報
住所:静岡県静岡市清水区港町1-2-14
電話番号:054-351-6070
開館時間:10~18時
休館日:月曜日
入館料:無料
駐車場:あり
交通案内:JR清水駅から三保方面のバス乗車、橋港下車すぐ
公式サイト:http://www.portwave.gr.jp/suehiro/
清水港船宿記念館 末廣