御穂神社
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静岡 御穂神社
羽衣伝説ゆかりの
神さびた神社

御穂神社は、静岡市清水区にある三保の松原にある羽衣の松をご神体とする神社です。創建された年代ははっきりとはわかっていませんが、延喜式の中にも名前が登場します。以前は天神森という所に建っていましたが、1522年に細川弾正忠孝範が起こした戦によって焼失してしまいました。その後、現在の場所に建てなおされます。

江戸時代初期には徳川幕府の庇護を受け壮大な社殿が建てられていましたが、1668年に落雷によって社殿が焼失してしまいました。現在の社殿は仮宮として再建されたものです。

今回は、御穂神社の魅力や見どころをご紹介しましょう。

羽衣の松と
神社を詣でる

羽衣の松(御穂神社)

羽衣の松

御穂神社のご神体である羽衣の松は、神社から約500m離れた三保の松原内にあります。神社と松の間には神の道と呼ばれる風雅な参道が整備されているので、そこを通っての参拝がおすすめです。詣でる順番に特に決まりはありません。三保の松原を見学してから神社に詣でるならば、松から参拝した方がスムーズです。

神の道(御穂神社)

神の道

神の道は、木製の歩道橋が整備され、車いすやベビーカーでも楽に通行ができます。

境内の建物を
見学する

社殿(御穂神社)

社殿

御穂神社の境内には社殿や本殿の他、子安神社をはじめとする摂社群・舞殿・神馬舎などがあります。どれも華やかではありませんが、歴史の風格を感じさせるものです。神馬舎には、かつて左甚五郎の作の木製の神馬が納められていたと伝えられています。宝物として天女の羽衣の一部を所蔵していますが、公開はされていません。

普段はひっそりとした神社ですが、元旦は初詣で客で大変にぎわいます。初日の出を三保の松原から拝み、そのまま神社に参拝するのもおすすめです。

羽衣の舞を
見学する

神社には古来から羽衣伝説に由来する羽衣の舞が伝わっています。毎年春と秋の例大祭と羽衣祭りに舞殿で奉納され、自由に見学可能です。

羽衣祭りでは羽衣の舞の他に、能の羽衣も薪能で演じられます。時間がある方は両方見学するのがおすすめです。能楽が演じられる前に、伯良神社で採火した種火を御穂神社の離宮である羽車神社に神の道を通って納める伯良行列が行われます。

御穂神社
アクセス情報

住所:静岡県静岡市清水区三保1073
電話番号:054-334-0828
拝観料:境内自由
駐車場:三保の松原の駐車場を利用
交通案内:JR清水駅からしずてつジャストライン・三保方面行乗車、三保の松原入口下車、徒歩5分

御穂神社

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