嵯峨野トロッコ列車
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京都 嵯峨野トロッコ列車
保津川沿いの絶景を
のんびり楽しむ

嵯峨野トロッコ列車は、嵐山から亀岡市までの7.5キロを走る全席指定の観光列車です。トロッコ列車は元々荷物輸送用の小型貨車ですから、スピードは出ません。平均時速25キロくらいでゆっくりと保津川沿いを走ります。その分、沿線の美しい自然が存分に堪能できると人気です。特に、春や秋は桜や紅葉目当てにたくさんの人が利用します。

この記事では、嵯峨野トロッコ列車の魅力や停車駅周辺の見どころをご紹介しましょう。

ゆっくり走る
列車の魅力

トロッコ列車は嵐山屈指の人気観光スポットです。ここでは、その魅力をご紹介しましょう。

保津川沿いの美しい自然が臨める

保津川沿いを走る(嵯峨野トロッコ列車)

保津川沿いを走る嵯峨野トロッコ列車

トロッコ列車は嵯峨から亀岡まで、保津川沿いを走ります。車窓からは四季折々の自然はもちろんのこと、渓流や奇岩など見どころが豊富です。

トロッコ列車の平均時速は少し早めの自転車程度。このくらいのスピードなら車窓から見られる美しい景色を存分に堪能できます。しかも、特に景色が美しい場所ではさらに速度を落としてくれるので、「あの絶景を見逃してしまった」ということもありません。

桜や紅葉が美しい春と秋には特に利用者が増えますが、夏の深い緑や冬景色もそれぞれ違った美しさがあります。

レトロな列車の乗り心地を楽しむ

裸電球がつり下がる車内(嵯峨野トロッコ列車)

裸電球がつり下がる車内

トロッコ列車は、ディーゼル機関車に引っ張られてゴトゴト走るレトロな列車です。アールデコ調の5両編成の客車の中には、木製椅子と裸電球が設置されています。若い人には新鮮で、年配の方には懐かしさを感じる造りです。冬には石炭ストーブを積んだストーブ列車が登場し、ノスタルジックな気分を高めてくれます。

トロッコ列車には窓ガラスのないオープン車両「ザ・リッチ号」(5号車)があり、一番人気です。保津川を渡る風や日の光をダイレクトに感じれば、野山をかけ回っている気分になれます。

駅や周辺の
見どころ

トロッコ列車には、嵯峨駅から亀岡駅まで4つの駅があります。ここでは、駅やその周辺の見どころをご紹介しましょう。

始発駅 嵯峨駅

天龍寺

天龍寺

JR嵯峨嵐山駅に隣接した嵯峨駅は、レンガ造りのシャレた駅舎です。SL広場やSL展示場・19世紀ホール・日本最大級の鉄道ジオラマ「ジオラマ京都JAPAN」などが併設されています。列車の待ち時間にジオラマを見学したりSLと一緒に写真を撮ったりするのもいいですね。

軽食や飲み物が飲める喫茶コーナーや、お土産などを販売している売店が駅舎内にあります。ちょっとおなかがすいたり記念に何かを買いたいという時に便利な場所です。

駅のすぐ前には、レンタサイクル店があります。嵯峨・嵐山はバスも通っていますしタクシーもたくさん走っていますが、自転車を利用しても便利です。嵯峨駅からなら、嵐山を代表する寺院の天龍寺渡月橋嵐山公園・京都嵐山オルゴール博物館などへ20分以内に行けます。特に春と秋は道が大変混み合いバズも遅れがちになるため、自転車で観光スポットめぐりをするのが最も効率的です。

自然に溶け込むような嵐山駅

紅葉で美しい二尊院の馬場(嵯峨野トロッコ列車)

紅葉で美しい二尊院の馬場

嵐山駅は周囲の自然に溶け込むような木造のこじんまりとした駅舎です。駅の前には藤棚があり、毎年ゴールデンウィーク頃には薄紫色のきれいな花が咲き乱れます。

風情ある竹林の小道も近く、嵐山観光をした後でこの駅から乗車するというのもいいですね。嵐山駅はホームまで60段の階段があります。エレベーターなどはありませんので、足が不自由な方は嵯峨野駅からの乗車がおすすめです。

駅のすぐ近くには、御髪(みくし)神社があります。その名の通り頭と髪に関するご利益が篤い神社です。櫛の形をしたお守りなどを授与してもらえます。

少し足を延ばせば、紅葉の馬場で有名な二尊院祇王寺もありますから、亀岡駅から乗車して嵐山駅で下車し周辺を観光しながら渡月橋方面へ向かうというのもいいですね。

タヌキが迎えてくれる保津峡駅

鵜飼橋と保津峡駅(嵯峨野トロッコ列車)

鵜飼橋(手前)と保津峡駅(右奥)

保津峡駅は、保津川にかかるつり橋を渡った場所にあります。駅のホームには信楽焼きのタヌキがたくさん置いてあり、ユーモラスな雰囲気です。

つり橋(鵜飼橋)を渡ってJR保津峡駅まで向かう約1キロの道は、手軽なハイキングコースとして人気があります。JRの駅とは反対側の方角へ歩いていくと、20分ほどで到着するのが清滝川です。ここは天然の川遊びができる場所として知られており、夏は多くの人でにぎわいます。

JR保津峡駅からハイキングを楽しみながら保津峡駅へ行き、そこから乗車するというのも面白いですね。県道50号線のすぐ脇を通るルートですので道も分かりやすく、子どもでも歩けます。特に、紅葉の季節はおすすめです。

保津川下りにも行ける 亀岡駅

保津川下り(嵯峨野トロッコ列車)

保津川下り

亀岡はトロッコ列車の終点で、保津川下りの乗船場です。トロッコ列車で亀岡までやって来て保津川下りで嵐山に戻っていくという方もいます。保津川下りは嵯峨駅でも当日券が発売されていますが、桜や紅葉の時期は予約をしておく方が確実です。川下りの他、保津川ではラフティング体験も楽しめます。

亀岡市内にも、見どころは豊富です。明智光秀が築城した亀山城跡を始めとして寺社仏閣も多く、湯の花温泉という温泉もあります。風情ある建物も残っているので、写真撮影をするのもいいですね。

嵯峨野トロッコ列車
まとめ

いかがでしたか? 今回は嵐山屈指の人気観光スポット嵯峨野トロッコ列車についてご紹介しました。嵐山を訪れたら、ぜひ乗ってみたいという方も多いと思います。

トロッコ列車は乗車日の1ヶ月前からJR西日本の緑の窓口や大手旅行社などで予約購入が可能です。5号車(リッチ号)だけは予約不可で当日券のみですから要注意。当日券も販売されますが、春や秋の観光シーズンは予約だけで満席になってしまう日がほとんどですから、事前予約を忘れないことです。

嵯峨野トロッコ列車
アクセス情報

住所:京都府京都市右京区嵯峨天竜寺車道町(嵯峨駅)
電話番号:075-861-7444
営業時間:8時40分~18時30分ごろ(最終列車18時10分嵯峨駅着)
運休日:水曜日
運賃:大人620円・子ども310円(片道)
駐車場:駅による(嵯峨駅は付近のコインパーキングを利用)
交通案内:JR嵯峨嵐山駅出てすぐ
公式サイトhttps://www.sagano-kanko.co.jp

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