富岡八幡宮
?評価について

東京 富岡八幡宮
横綱の土俵入りが奉納される
東京最大の八幡宮

富岡八幡宮は深川の八幡様として親しまれている神社です。江戸時代初期に建立され、東京最大の八幡宮としても知られてます。八幡宮の祀神である八幡大神は源氏の氏神です。そのため、徳川将軍家からも信仰されていました。江戸勧進相撲発祥の地でもあり、境内には横綱と大関の力士碑が建立されています。新横綱誕生の際、土俵入りが奉納される神社として全国的にも有名です。

この記事では、富岡八幡宮の歴史や見どころ・ご利益・アクセス方法などご紹介しましょう。

富岡八幡宮の
ご利益

本殿(富岡八幡宮)

本殿

富岡八幡宮は、庶民から徳川将軍家まで、たくさんの人から信仰を集め続けて現在に至ります。この項では、そんな神社のご利益をご紹介しましょう。

  • 必勝祈願(勝負ごとに勝つこと)
  • 病気平癒
  • 金運向上
  • 運気向上
  • 縁結び

江戸時代から続く
富岡八幡宮の歴史

参道(富岡八幡宮)

参道

富岡八幡宮は、江戸時代の初期、京都に住んでいた長盛法印(ちょうせいほういん)という僧侶が夢のお告げを受けて建立したといわれています。長盛法印はお告げに従って八幡大神の神像を持って江戸へ赴き、現在神社が建っている場所に神像を安置しました。これが、八幡宮の始まりです。

その当時、この辺りは永代島と呼ばれる小さな島でした。そこで、島の砂州を埋め立てて土地を作ってから社殿を建立し、氏子の居住地も開拓したといわれています。1627年の建立当初から深川に在住している商人や職人・徳川将軍家から信仰を集めてきました。

富岡八幡宮は、その当時大阪・京都でしか行われていなかった勧進相撲を江戸で行うことを許された最初の神社です。1684年から100年間、江戸の本場所は富岡八幡宮の境内で行われてきました。その縁で、境内には横綱と大関の力士碑があり、現在まで横綱が誕生するたびに土俵入りが奉納されています。

明治以降、富岡八幡宮は朝廷の保護を受け、江戸時代と変わらず人々の信仰を集め続けました。現在では東京三大祭りの一つ、深川八幡祭が行われる神社としても有名です。

信仰を集め続ける
富岡八幡宮の魅力

富岡八幡宮は1年を通して江戸情緒を今に伝える行事が行われており、境内には歴史を感じさせる遺物があります。この項では、そんな神社の魅力や見どころをご紹介しましょう。

日本一の神輿と深川八幡祭り

深川八幡祭り(富岡八幡宮)

深川八幡祭り

深川八幡宮の例大祭である深川八幡祭りは、山王祭・神田祭と並んで江戸三大祭りの一つに数えられています。毎年8月15日を中心に開催され、御鳳輦(ごほうれん)が渡御を行う本祭は三年に一度の開催です。

江戸時代の八幡祭りには、深川に居を構えていた材木商、紀伊国屋文左衛門(きのくにやぶんざえもん)が寄進した3基の神輿が使われていました。豪商が寄進した神輿は、総金箔張りでとても豪奢であったと伝えられています。

神輿は1923年(大正12年)に発生した関東大震災で焼失してしまい、その後長らく神社に神輿は存在しませんでしたが、1991年(平成3年)に高さ4.4m・重さ4.5tの大神輿が改めて奉納されます。この神輿は大きいだけでなく、随所に純金や宝石をあしらった豪華なものです。その後、この神輿は大きすぎて担ぐことが難しいため、1997年(平成9年)に一回り小さい二宮神輿が奉納されました。現在、八幡祭りではこの二宮神輿が担がれています。大神輿は午前9時から午後5時まで自由に見学可能です。

横綱力士碑と大関力士碑

富岡八幡宮の境内には、横綱力士碑と大関力士碑が建立されています。この2つの碑は明治時代に歴代横綱と大関を顕彰する目的で造られました。

横綱力士碑(富岡八幡宮)

横綱力士碑

横綱力士碑は第12代横綱である陣幕久五郎(じんまくきゅうごろう)を発起人にして建立され、初代横綱の明石志賀之助(あかししがのすけ)から67代横綱の武蔵丸関までのしこ名が刻まれています。近くには力士の足型と手形が押された巨人力士手形足形碑もあるので、共に見学するのもおすすめです。

大関力士碑(富岡八幡宮)

大関力士碑

大関力士碑は、歌舞伎役者の5代目尾上菊五郎と9代目市川團十郎が寄進した仙台石を使って造られました。初代大関雪見山(ゆきみやま)から、霧島関まで104人の名前が刻まれており、すぐ後ろには巨人力士身長碑が立っています。

2つの碑は東京の相撲名所として知られており、相撲ファンは必見です。

骨董市とフリーマーケット

富岡八幡宮の境内では、毎月第一・第二日曜日に骨董市、15日と28日にフリーマーケットが開かれています。どちらもたくさんの店が出ますので、見て歩くだけでも楽しい催しです。運がよければ掘り出し物も見つかります。

1日・15日・28日に行われる深川縁日も見逃せません。門前仲町の交差点から富岡八幡宮までの参道に食べ物を中心とした屋台が出店し、大いに賑わいます。フリーマーケットと併せて楽しむのもおすすめです。

富岡八幡宮
アクセス情報

住所:東京都江東区富岡 1-20-3
電話番号:3-3642-1315 
拝観時間:境内自由
駐車場:付近のコインパーキングを利用
交通案内:営団地下鉄東西線門前仲町駅から徒歩3分
公式サイトhttp://www.tomiokahachimangu.or.jp

富岡八幡宮

ページへ

そのカテゴリーで訪れる価値のある場所
遠回りしてでも訪れる価値のある場所
そのために旅行する価値のある場所