駿府城公園
?評価について

静岡 駿府城公園
二重の堀と石垣に囲まれた
駿府城の遺構

駿府城公園は、静岡市の中心部に位置する駿府城の遺構を利用した公園です。駿府城は徳川家康が1585年に築城を始め、1610年に完成しました。家康はここで晩年を過ごし、逝去しています。戦後に公園として整備され、1989年(平成元年)から徐々に駿府城の建物が復元されていきました。2006年(平成18年)には日本の歴史公園100選にも選ばれています。二重の堀と石垣に囲まれた公園は市民の憩いの場です。

今回は、駿府城公園の魅力や見どころをご紹介します。

01. 軍の施設だった
公園の歴史

中堀(駿府城公園)

中堀

駿府城公園は、徳川家康が築城した駿府城の跡地を利用した公園です。江戸時代初期に徳川家康によって築かれた城は、明治まで代々城代(城主の代わりを務めた人)によって守られてきました。明治時代になると駿府城は荒れ果て、静岡市に下げ渡されます。静岡市は駿府城の土地をそのまま陸軍に献上し、終戦まで歩兵第34連隊が置かれました。

内堀跡(駿府城公園)

内堀跡

戦後、再び駿府城は静岡市のものになり、本丸と二の丸跡が公園として整備されて市民の憩いの場となります。1989年(平成元年)には市制百周年を記念して巽櫓(たつみやぐら)が復元され、1996年(平成8年)には東御門が復元されました。2012年(平成24年)には公園の名前が駿府城公園に改められます。その後、2014年(平成26年)には坤櫓(ひつじさるやぐら)が復元されました。

02. 復元が進む
公園の見どころ

駿府城公園は、1989年(平成元年)から駿府城の復元が進んでいます。ここでは、そんな公園の見どころをご紹介しましょう。

資料館でもある東御門

東御門(駿府城公園)

東御門

駿府城にあった東御門は、二ノ丸の東に位置する主要な出入口でした。1996年(平成8年)に日本古来の伝統工法で復元された東御門の内部は、資料館になっています。ここでは、駿府城公園内で発掘された資料が展示されている他、竹千代手習いの間が復元されており評判です。竹千代手習いの間というのは臨済寺にある一室のことで、家康が今川義元の人質だった時代に臨済寺の住職だった太原雪斎にこの間で教育を受けました。

珍しいL字型平面の巽櫓

巽櫓(駿府城公園)

巽櫓

駿府城の巽櫓(たつみやぐら)は、三層二重の隅櫓で全国の城の櫓建築でも珍しいL字型の平面を持っていました。櫓は戦いの拠点となった場所で、内部では武器の保管もできたと伝えられています。1989年(平成元年)に復元されました巽櫓はL字型の平面もしっかり再現されており、お城好きには一見の価値ありです。内部は東御門と同じく資料館になっています。

新しく復元された坤櫓

坤櫓(駿府城公園)

坤櫓

坤櫓(ひつじさるやぐら)は駿府城の二ノ丸の南西の方角に位置していた櫓で、巽櫓と同じく建っていた方角が名前の由来です。2016年(平成26年)に復元された公園内では最も新しい建物になります。外から見れば二層の屋根を持つ2階建ての建物に見えますが、内部は3階建てです。現在公開されているのは1階だけですが、内部では櫓の建築方法が見ることができたりアトラクションが楽しめたりします。

櫓内で楽しめるものの一押しは、専用のゴーグル(ヘッドマウントディスプレイ)を使った「今昔スコープ~駿府時空鏡~」というアトラクションです。このアトラクションは、MR(Mixed Reality)という最新技術を利用しています。ゴーグルの中にはヴァーチャルリアリティの世界が広がり、3Dで駿府城の歴史や江戸時代の文化を学べると人気です。アトラクション内では鉄砲を撃ったり石垣をくみ上げたりすることができます。

坤櫓の内部(駿府城公園)

坤櫓の内部構造

この他、櫓の構造を学べる記憶の間や家康になりきれる変幻の間など見どころが豊富です。歴史好きはもちろんのこと、建築物に興味がある方も楽しめます。

4つの庭で構成された紅葉山庭園

紅葉山庭園入口(駿府城公園)

紅葉山庭園入口

紅葉山庭園は、4つの庭で構成された日本各地の城にある大名庭園に見られるような遊び心あふれた庭園です。各庭園はそれぞれ里の庭・海の庭・山里の庭・山の庭といい、名前通りの特徴を持っています。

紅葉山庭園-里の庭(駿府城公園)

里の庭(紅葉山庭園)

里の庭は梅林やハナショウブの群生地があり、四季折々の花が楽しめる場所です。

紅葉山庭園-海の庭(駿府城公園)

海の庭(紅葉山庭園)

海の庭は、伊豆の代表的な海の名勝である城ヶ崎・七滝・石廊崎・堂ヶ島・三滝・大瀬崎を池の石組で現しています。三保の松原を再現した州浜も必見です。

紅葉山庭園-山里の庭(駿府城公園)

山里の庭(紅葉山庭園)

山里の庭は紅葉山庭園の中心であり、茶畑に模したサツキの畝(うね)など珍しいものがあります。富士山を模した築山の中腹には展望台があって庭全体が見回せるため、写真撮影するのもいいですね。

紅葉山庭園-山の庭(駿府城公園)

山の庭(紅葉山庭園)

山の庭には山間を行くような小道が作られており、一番突き当りには滝があります。本当に山道を散策しているような気分になれる庭です。

晩年の姿の家康公銅像

家康公銅像(駿府城公園)

家康公銅像

公園のほぼ中央、本丸跡地には家康公の銅像が立っています。晩年の姿をしており、駿府城で鷹狩を楽しんだという話にならって左腕に鷹を乗せた格好です。

往年を偲ぶ家康公お手植えみかん

家康公お手植えみかん(駿府城公園)

家康公お手植えみかん

家康公銅像のすぐ脇には家康公お手植えみかんと伝えられているみかんの木が植えられています。フェンスに囲まれていますが、銅像と木と一緒に写真を撮るのもおすすめです。

ツツジが美しい中堀

駿府城公園は中堀と外堀の二重の堀で囲まれています。中堀の周囲にはツツジが植えられていて、毎年5月見られる赤や白の花が咲き誇る光景は見事です。

各種イベントを楽しむ

駿府城公園では、年間を通していろいろなイベントが開催されています。華道展のような文化的なものから櫓や御門のライトアップまで行なわれていますので、イベントに合わせて公園を訪れるのもいいですね。

03. 駿府城公園
アクセス情報

住所:静岡県静岡市葵区駿府城公園1-1
電話番号:054-221-1433
開園時間:園内自由 櫓・御門・紅葉山庭園9時30分~16時30分
休園日:櫓・御門・紅葉山庭園は月曜日(祝日除く)
駐車場:市民文化会館の物を利用
交通案内:JR静岡駅から徒歩15分
公式サイトhttp://sumpu-castlepark.com/

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