蹴上インクライン
?評価について

蹴上インクライン
90本のソメイヨシノに囲まれた
近代化産業遺産

蹴上インクラインは、京都左京区蹴上にある全長581.8mの傾斜鉄道跡です。明治24年から昭和23年までの間、琵琶湖と京都を結ぶ輸送ラインとして利用されていたもので、京都を代表する産業遺産となっています。哲学の道から南禅寺へ抜けた先にあり、哲学の道とともに散策コースとしても人気のスポットです。

この記事では、蹴上インクラインの魅力や見どころを紹介します。

01. 近代化産業遺産
蹴上インクラインとは?

蹴上インクライン

蹴上インクラインのレール

蹴上インクラインが造られた背景には、大津から京都までの物流を船でまかなうという一大事業計画があります。当時、琵琶湖から京都にかけて琵琶湖疏水と呼ばれる水路が整備されましたが、蹴上から鴨川までの間には落差36mの勾配があり、船での運行は不可能でした。この問題を解決したのが、インクラインです。

貨物用ケーブルカーの台車(蹴上インクライン)

貨物用ケーブルカーの台車

インクラインとは貨物用ケーブルカーのことで、船ごと台車に乗せて上り下りさせることによって蹴上・鴨川間の移動を実現しました。これまで荷馬が主流だった大津から京都までの輸送技術が飛躍的に向上し、京都繁栄に大いに貢献したといわれています。

昭和に入ると、道路整備による陸運の発達に伴って水運が消滅しました。同時にインクラインも廃止されましたが、近代産業遺跡として保存され現在も自由に見学できるようになっています。

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