御香宮神社
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京都 御香宮神社
伏見七名水の御香水が湧き上がる
安産祈願の神社

京都市伏見区にある御香宮神社(ごこうのみやじんじゃ)は、神功皇后(じんぐうこうごう)、別名、日本第一安産守護之大神を主祀神とする神社です。伏見区の産土(うぶすな)神で、境内に伏見七名水の一つが湧き出ていることでも知られています。毎年10月上旬に行われる神幸祭りは、洛南随一のお祭りとして有名です。

この記事では、御香宮神社のご利益や歴史・見どころなどをご紹介します。

01. 御香宮神社の
御利益

御香宮神社は神宮皇后の他、6柱の神様が祀られています。ここでは、そんな神社のご利益をご紹介しましょう。

  • 安産
  • 子育て
  • 厄除け開運

02. 名水が湧き出る
神社の歴史

参道(御香宮神社)

参道

御香宮神社の創建年代は、はっきりと分かっていません。しかし、862年に社殿を修造したという記録は残されています。この年に神社の境内から良い香りのする水が湧き出し、飲むと病気が治ったということから、清和天皇によって御香宮という名が付けられました。

安土桃山時代には、豊臣秀吉から信仰されるようになります。秀吉は、1590年に願文(がんもん)と太刀を神社に献上して自身の成功を祈願し、伏見城を建築した際は城内に鬼門除けの分社を造りました。秀吉が亡くなった後、征夷大将軍の座に就いた徳川家康が、605年に現在の地へ本殿を造営し、今に至ります。

1868年、鳥羽伏見の戦いに際して神社は薩摩藩(官軍)の駐屯地になりましたが、戦火に罹災することはありませんでした。現在も人々の信仰を集め続けています。

03. 壮麗な
神社の見どころ

豊臣秀吉や徳川家康など、時の権力者も信仰した御香宮神社には、見どころがたくさんあります。ここでは、その中でも必見のものをご紹介しましょう。

伏見城のものを寄進した表門

表門(御香宮神社)

表門

御香神社の表門は、1622年に水戸光圀の父に当たる徳川頼房が伏見城の表門を拝領して寄進したものです。本瓦葺の屋根を持つ切り妻造りの薬医門で、重要文化財に指定されています。

中国の二十四孝が彫られた軒下の蟇股(かえるまた)は、桃山時代を代表する建築装飾として有名です。

古色蒼然とした桃山天満宮

桃山天満宮(御香宮神社)

桃山天満宮

桃山天満宮は、御香宮神社の一角に建つ藤原道長をお祀りする神社です。元々は蔵光庵という寺院の鎮守社でしたが、幾度かの移転を経て1969年(昭和44年)に現在の場所に鎮座しました。壮麗な本殿とは対照的な古色蒼然(こしょくそうぜん)とした歴史の風格を感じさせる建物が印象的です。

前にお酒が並ぶ九社殿(能舞台)

九社殿は瓦葺の重厚な建物で、能を奉納するときに使われます。社殿前には伏見区にある酒造メーカーから奉納されたお酒が並んでおり、その光景は圧巻です。

彫刻が美しい拝殿

拝殿(御香宮神社)

拝殿

御香宮神社の拝殿は、1625年に紀州徳川家の初代藩主、徳川頼宣によって建立されました。現在は京都府の文化財に指定されています。本瓦葺の屋根を持つ入母屋造りの建物で、正面軒にある唐破風の手の込んだ彫刻が印象的です。

1997年(平成9年)6月に半解体修理が終了し、往年の鮮やかな色彩がよみがえりました。

京都三大絵馬堂の一つ 絵馬堂

絵馬堂は1755年に建造され、北野天満宮・八坂神社の絵馬堂と併せて京都三大絵馬堂と呼ばれています。ほとんど絵が消えてしまっている古い絵馬から復元された絵馬まで、たくさんの絵馬が奉納されている場所です。

中でも目を引くのが、算額という和算の問題が描かれている絵馬。江戸時代に何度か算額ブームが起こり、その度に神社にはいろいろな問題が奉納されています。数学が得意な方は、挑戦してみるのも面白いですよ。

重要文化財に指定されている本殿

本殿(御香宮神社)

本殿

現在の本殿は1605年に徳川家康によって建立されました。檜皮葺の屋根を持つ五間社流造り(ごけんしゃりゅうづくり)で、建物全体に隙間なく装飾が施されています。桃山時代を代表する大型社殿として高い歴史的価値があり、1986年(昭和60年)には国の重要文化財に指定されました。鮮やかな色彩の建物は、境内でもひときわ目立ちます。

1991年(平成2年)から大規模修理が行われ、建物は360年ぶりに創建当時の色合いを取り戻しました。これにより、現在はより一層きらびやかな建物となっています。

伏見の七名水に選ばれている御香水

御香水(御香宮神社)

御香水

神社名の由来にもなった御香水は、伏見の七名水に選ばれています。明治時代に一度枯れてしまいましたが、1983年(昭和57年)に復元されました。1986年(昭和60年)には名水百選の一つにも選ばれています。この名水は徳川家代々の産湯として使われていたことでも知られ、水を汲みに神社を訪れる方もたくさんいるほどです。

遠州ゆかりの庭園

庭園(御香宮神社)

庭園

御香宮神社の庭は、元々は伏見奉行所の庭園でした。この庭園は、小堀遠州が作庭したものと伝えられています。明治以降に伏見奉行所の土地は陸軍のものとなり、戦後になると米軍のキャンプ地になりました。

1957年(昭和33年)、キャンプ地跡に市営住宅の建設が決まり、庭園は神社の境内に移築されます。この際、室町時代の手水鉢や、後水尾上皇が命名した「ところがらの藤」も移されました。移築後の造園は作庭家、中根金作氏の手によるものです。

日本一重たい神輿

御香宮神社のお神輿は千姫神輿という別名があり、徳川家康の孫娘、千姫の誕生を祝って奉納されました。日本一重い神輿として知られており、あまりにも重いために現在は担ぐことができません。神輿祭の期間限定で特別公開されています。

04. 神聖な雰囲気の
摂社

御香宮神社の境内には本殿以外にも二つの摂社があります。ここでは、その特徴やご利益をご紹介しましょう。

池の畔に建つ弁天社

弁天社(御香宮神社)

弁天社

弁天社は、本殿後ろにある池の畔に建っています。その名の通り弁財天を祀っており、諸芸上達や金運向上にご利益がある社です。

お酒の神様を祀る松尾社

松尾社は西京区にある松尾大社の分社で、お酒の神様をお祀りしています。酒どころ伏見ならではの摂社です。

05. 御香宮神社
アクセス情報

住所:京都府京都市伏見区御香宮門前町174
電話番号:075-611-0559
拝観時間:9~16時
拝観休止日:不定休
拝観料:庭のみ200円
駐車場:あり
交通案内:京阪電車伏見桃山駅から徒歩5分
公式サイトhttp://www.kyoto.zaq.ne.jp/gokounomiya/

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