安井金比羅宮
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京都 安井金比羅宮
悪縁を断ち良縁を結ぶ
崇徳天皇ゆかりの神社

京都市東山区祇園からほど近い場所にある安井金比羅宮(やすいこんぴらぐう)は、悲劇の天皇として知られる崇徳天皇をお祀りする神社です。縁切神社として全国的にも有名で、悪縁を切りたいという方の参拝が途切れません。境内には日本初の絵馬ギャラリーである金比羅絵馬館があり、観光スポットとしても人気です。

この記事では、安井金比羅宮の歴史や魅力・ご利益・アクセス方法などをご紹介しましょう。

01. 安井金比羅宮の
ご利益

安井金比羅宮は実在した天皇をお祀りする神社です。この項では、そんな神社のご利益をご紹介しましょう。

  • 悪縁を切る
  • 良縁を結ぶ
  • 海上安全
  • 交通安全

02. 安井金比羅宮の
歩み

拝殿(安井金比羅宮)

拝殿

安井金比羅宮の前身は、藤原鎌足が子孫繁栄を願って建立した藤寺です。鎌足は自らの名字にちなんで藤の木を境内に植えたと伝えれられています。

平安時代末期、皇位についていた崇徳天皇はこの寺院の藤をとても気に入り、伽藍を改築して寵愛する阿波内侍(あわのないし)という女性を住まわせました。しかし、崇徳天皇が上皇になったとき、保元の乱が起こります。崇徳上皇はこの乱に巻き込まれ、四国へ流罪となってしまいました。その後、上皇は激しく世の中を恨みながらこの世を去ったということです。

崇徳上皇の死後、京都では災害が多発します。その頃、藤寺の御堂に籠っていた大円法師(だいえんほうし)という僧が、都での日々を懐かしむ崇徳上皇の夢を見ました。この話を聞いた後白河法皇は、藤寺を光明院観勝寺(こうみょういんかんしょうじ)という立派な寺院に改築し、崇徳上皇の冥福を祈ります。寺院は応仁の乱で荒廃するまで崇徳上皇の冥福を祈り続けていました。

寺院が神社となったのは江戸時代に入ってからです。まず、京都市右京区にあった蓮華光院という寺院が現在神社がある場所に移築され、讃岐(香川)の金刀比羅宮から分霊した大物主神(おおものぬしのかみ)・崇徳上皇・源頼朝を祀る鎮守社となりました。明治時代以前は神社と寺院の区別があいまいで、荒廃した寺院が神社になるケースも少なくなかったといいます。

明治時代になると神仏分離令が発布され、蓮華光院は廃寺となりました。神社だけが安井金比羅宮として残り、現在に至っています。

03. 安井金比羅宮の
見どころ

安井金比羅宮はこぢんまりとした神社ですが、全国から参拝者が訪れています。この項では、そんな神社の見どころや魅力をご紹介しましょう。

悪縁を切る縁切り縁結び碑

縁切り縁結び碑(安井金比羅宮)

縁切り縁結び碑

安井金比羅宮に祀られている崇徳上皇は、香川にある金刀比羅宮の神力によって現世の煩悩を断ち切り仏教に帰依したと伝わっています。そのため、金比羅宮に詣でると悪縁を断ち切るご利益が得られるといわれるようになりました。

金比羅宮の境内には縁切り縁結び碑(えんきりえんむすびいし)と呼ばれる絵馬型の巨石があります。巨石にびっしりと貼られているのは、形代(かたしろ)と呼ばれるお札です。このお札に願い事を書いてから巨石中央に開いた穴をくぐり、最後にお札を石に貼ると願い事が叶うといわれています。

悪縁というのは人の縁だけではありません。タバコやお酒など、自分の身を悪くしているものとの縁切り祈願をする方もいます。また、縁結びだけを願う方も少なくありません。

神社は24時間参拝できるようになっているので、誰にも知られずに願掛けをしたいという方は早朝や日没後に詣でるのがおすすめです。

様々な年中行事

安井金比羅宮は、1年を通して色々な行事が行われていることも魅力です。中でも、毎年6月30日に行われる夏越大祓(なつごしおおはらえ)と9月の第4月曜日に開催される櫛(くし)祭りは全国的にもよく知られています。

夏越大祓は、1年の無病息災を願って茅野輪(ちのわ)をくぐり、人形(ひとがた)に自分の悪縁を移すという行事です。この行事は全国で行われていますが、悪縁を断ち切るご利益で有名な金比羅宮で祓を行いたいという方が各地から訪れます。

京都では、この日に合わせて水無月(みなづき)といウイロウに似たお菓子が販売されます。どこの和菓子店でも手に入るのでお土産にしてもいいですね。

櫛(くし)祭りは境内の櫛塚で櫛供養が行われます。このお祭りに参加すると美容・美顔・美髪のご利益があると言われおり、この時期に合わせて参拝に訪れるのもおすすめです。様々な時代の髪形をした人々が祇園界隈を練り歩く時代風俗行列も見逃せません。

日本初の絵馬ギャラリー 絵馬館

絵馬館は絵馬堂を改築した建物で、絵馬の歴史や移り変わりを知ることができるスポットです。絵馬は日本特有の宗教文化であり、地方によって様々な形や奉納の方法があります。しかし、定期的にかけかえられるものですから、よほど重要なものでない限り古い時代の絵馬はごくわずかしか残されていません。ここでは、そんな貴重な古い絵馬も見ることができます。民族文芸に興味がある方には一見の価値ありです。

04. 安井金比羅宮
アクセス情報

住所:京都府京都市東山区下弁天町70
電話番号:075-561-5127
拝観時間:境内自由・絵馬館10~16時
絵馬館拝観料:500円
絵馬館休館日:月曜日(祝日除く)
駐車場:なし
交通案内:京阪電車祇園四条駅から徒歩10分
公式サイトhttp://www.yasui-konpiragu.or.jp

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